企画展「お正月再・発・見 クローズアップ“もち”」

おもちは、日本のお正月を代表する食べ物です。古くからおもちにまつわる文化はたくさんあり、日本人にとっておもちは、数ある食べ物の中でも特に重要視されてきました。私たちになじみの深いおもちですが、おもちはどうやってできているか、なぜお正月におもちを食べるのか、意外にも知らないことが多いかもしれません。展示では、イラストや写真を使ってわかりやすく、おもちに関する「なぜ?」を解説しました。
また、雑煮は、地域や家庭によって食べ方が異なります。三重県は全国的にもユニークで、三重県内でも、おもちの形や汁の味付けはさまざまです。展示では、おもちの形や、汁の味付けを投票していただいたり、雑煮に入れる具材を紹介していただいたりと、見る方にも展示作りにご参加いただきました。季節柄、みなさんの関心も高く、大人から子どもまでたくさんの方にご覧いただきました。また、アンケートにも「雑煮はこれでなきゃ!」という熱い思いがこめられたものが多く、室町時代からと言われている雑煮文化が今なお日本人の心に深く根付いていることを実感しました。
《展示構成》
1.もちができるまで
おもちの原料や特徴、作り方の紹介。
三重に昔から伝わっている様々な雑穀餅や草餅の紹介。
2.正月ともち
鏡餅やお年玉の起源の解説。
3.雑煮文化
全国のお雑煮マップや、三重県内の各地域で食べられる雑煮の特徴の紹介。
《おもち投票総数:369票》
角餅 焼角餅 丸餅 焼丸餅
183 103 39 44
《お汁投票総数:383票》
白みそ 赤みそ すまし その他
36 81 248 18
《食べない:31票》
《お客様の声》
「県内の友人たちと、お雑煮の内容が違っていることを不思議と思い続けていたので、今回の展示は大変参考になりました。友人たちにも伝えます」
「初めて見ましたが、とても面白いと思いました。他の食も県内地域別に統計をとってみるとおもしろいと思います」
