学校向け文化体験プログラム 
和文化体験学習『平安時代 十二単&束帯の歴史と着装体験』

開催日
2018年6月21日(木曜日)
開催時間
9時35分から12時15分まで
開催場所
松阪市立揥水小学校
講師
小林豊子きもの学院 橋本豊梢さん ほか4名
参加児童
6年生 39名(2クラス)

  

担任の先生が着る十二単 袖を整えながら折る”袖ポン”の様子

松阪市立揥水小学校へ、和文化体験学習『平安時代 十二単&束帯の歴史と着装体験』のプログラムをお届けしました。

まずは2クラス合同で、担任の先生をモデルにした着付けの見学をします。
講師の解説を聞きながら平安時代の貴族の装いの資料を見ていると、女性の髪がとても長い様子に「ラプンツェルみたい!」という感想が。柔軟な発想に驚きです。

着付け開始 男の子も十二単を体験。着付けている講師の手元に興味津々。

その後、クラスごとに分かれて子どもたちも順番に着付けを体験します。先生が重たそうに十二単を着ていた様子を見て、男の子からも「十二単を体験してみたい!」と手が上がり、急遽十二単を着てみることに。

着物や着付けの技術を間近で見ることで、教科書を読むだけではわからない「重さ」や「工夫」を実感できたのではないでしょうか。

十二単体験 色鮮やかな着物を着て、嬉しいような、照れ臭いような。

平安時代の香り 香りの体験。平安時代の香りが現代まで続いているのは、なんだか不思議な感じ。

男の子も十二単体験 平安時代の衣装の重さを体感!

着物で歩いてみる 歩いてみると、裳(も)がキレイに広がります。

★プログラム内容

  1. 十二単・束帯にまつわるお話
  2. モデルの先生へ着装、解説
  3. 子どもたちの着装体験
  4. 平安文化についてのクイズ
  5. 質疑応答・感想発表

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 十二単を着るときに、紐を2本しか使わないということを知ってとてもびっくりしました。すごくわかりやすい説明もあって、よく平安時代のことなどが分かりました。
  • 昔の人は十二単や束帯をつけてくれたり、髪をととのえてくれたりする人がいたのはうらやましいと思いました。
  • 今回の和文化体験学習から、「着ている服の色によって格が分かると聞いたことがあるけど本当かな?」「どうやって布に色を付けるのかな?」といったいろいろな疑問がわいてきました。また、自分でも調べてみようと思います。
  • 一人ひとりが着せてもらい、歩いたりする体験もできて良かったです。(先生)