講座ボランティア企画【第66回名盤を聴く クラウディオ・アラウ特集 】の事業報告
講座ボランティア企画 「第66回名盤を聴く」は、~正統なドイツ音楽を継承した南米生れのピアノの巨匠 ~クラウディオ・アラウの特集です。
講座の前に、三重県生涯学習センターの長島所長より、この「名盤を聴く」は2002年6月にスタートし、今年で17年目を迎え、参加者の方、ボランティアの方、講師の大きな支えによって長年愛されている講座だと解説がありました。
今回の講座では、曲を聴く前にクラウディア・アラウのプロフィールを振り返りました。彼がベートーヴェン・リストを得意としていることを踏まえた上で、プログラムの1曲目は敢えてモーツァルトです。
そして、次に映像を見ました。肉声で語られるインタビューによりアラウの姿勢を理解した後はベートーヴェンの「熱情」や「皇帝」です。表情や指のアップまで映像で確認ができ、皆さん画面を食い入るように見つめている姿が印象的でした。 今回ははじめて参加された方も多く、「感激した」「楽しみが増えた」などのお声をいただきました。
1.モーツァルト:アダージョ ロ短調 KV.540
(1983年4月 ラ・ショー=ド=フォン/スイス 録音)CD(16分43秒)
2.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
(1970年 ベートーヴェン音楽祭/ボン 実況録画)映像(26分7秒)
3.リスト:「巡礼の年 第3年」から “エステ荘の噴水”
(1983年 エイヴリー・フィッシャー・ホール/ニューヨーク 実況録画)映像(8分17秒)
――――――― 休 憩 ―――――――
4.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ NHK交響楽団
(1987年5月17日 サントリー・ホール 実況録画)映像(約41分)
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インタビューで肉声を聞き、
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アラウの表情や
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細かい指遣いも見えました
- すごく感動!演奏の力強さ、また繊細な部分、アラウすばらしかったです。
- 鳥肌立ちました。プログラムがみな素敵でした。「皇帝」は圧巻でした。
- 久しぶりに参加しました。「アラウ」の文字が目に飛び込んできたからです。(私事ですが)初めてのボーナスでラジカセを購入。ラジオからテープへの録音が初めて上手くできたのがアラウの「熱情」でした。繰り返し聴き、気づいたら夜が明けていたことも…。その後、アラウへの尊敬を人に語ることもなく聞くチャンスもなく過ごしてきました。今日「熱情」を演奏するアラウを同じ年齢の自分が映像に釘付けになっていました。企画に感謝します。