学校向け文化体験プログラム『アートな世界へようこそ!』

開催日
2017年12月7日(木曜日)
開催時間
10時50分から15時25分まで
開催場所
菰野町立千種小学校
講師
画家 長船侍夢さん
参加児童数
6年生 50名
プログラムの様子

今日は菰野町立千種小学校6年生のみなさんにアートの体験プログラムを届けてきました。
今回のプログラムでは、一人一枚ハンカチを藍染料で染め上げ、出来上がったハンカチをつなぎ合わせて6年生全体の共同作品に仕上げていきます。
まずは今日のプログラムの説明です。藍染めでハンカチに模様がつくように「絞り」を入れるには様々な方法があります。ビー玉やビーズを布にくるんで輪ゴムで締める方法、割りばしで布を強くはさむ方法、ハンカチを折ってとめておく方法など様々なやり方を紹介。さっそくやってみます。
出来上がりを想像して慎重に絞りを入れていく子や、たくさんビー玉などを使って複雑な模様を作ろうとする子など、工夫の仕方はいろいろです。

プログラムの様子

ハンカチの作業が終わったら教室の外に出て、藍染料で染め上げます。濃いめ、中くらい、薄目の三種類用意された藍染料の中から、自分の好みの液に漬けて染めていきます。液の中にハンカチを漬けて引き上げると、最初は緑色をしていますが酸素にふれると次第に深い青色になってきます。好みの色になったらハンカチをよく洗って教室へ戻ります。
プログラムの様子 ハート形の模様ができてとてもうれしそう!

教室に戻り、ハンカチの輪ゴムや割り箸を外します。そしてもう一度しっかり洗って広げるときれいに染まった作品が出来上がりました。ハンカチを広げた瞬間、思っていた通りの模様が出た人も、思いもよらないような模様が出た人もとても嬉しそうな表情になり、出来上がった作品を何度も見返していました。
出来上がった作品をボール紙の上に並べ乾燥させたところで今日のプログラムはおしまい。今後は一つの大きな共同作品にして6年生を送る会などで展示してもらうことになりました。
プログラムの様子 藍が空気に触れ、緑から藍色に変化していきます。

プログラムの様子 出来上がった作品。これらをつなげて共同作品を作っていく予定です。

☆プログラム内容

  1. プログラム内容と注意事項の説明
  2. ビー玉やビーズ、割りばしなどを使ってハンカチに絞りを入れる
  3. ハンカチを藍染料に漬け、染める。
  4. ビー玉、割りばし等を外し、良く洗って乾燥させて完成!

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 作るのは初めてだったのでどうゆう風になるのかぜんぜん想像がつきませんでした。でもどんどん「どうするとこうなる」とかわかってきて楽しくできました。自分の初めて作ったハンカチのできを見て「初めてのわりには上手に作れたかな」と思いました。
  • 友達と「これ、ここにつけたら」とか言いあったら、いいアイディアが生まれました。無限大にがらがうまれるんだとこの授業で知りました。
  • 染め物は本当にいっぱつしょうぶで、どんなもようができるかとてもしんぱいだったけど、くまのもようがでたり、いがいとかわいくてすてきなもようができました。
  • 日本の伝統文化が現在でもうけつがれていることがすごいなと思いました。あい色は日本ぽい感じでとてもいいと思いました。
  • 最初のビー玉を縛ったり、図案を考えるのに苦戦しがらも、どんなものができあがるか楽しみにしながら取り組め、できあがったハンカチを何度も見ながら満足そうに見つめている姿があった。「楽しかった」「またやりたい」という意見が子どもたちからたくさん聞かれた。(先生)