人材育成講座【熊野市立図書館共催】
みんなでもっと図書館を活用してみませんか

開催日
2017年12月10日(日曜日)
時間
13時30分から15時まで
開催場所
熊野市文化交流センター 多目的ルーム
講師
綾野 昌幸さん(伊丹市立図書館ことば蔵 館長)
参加人数
20人
参加費
無料

「Library of the Year 2016」大賞を受賞した伊丹市立図書館ことば蔵の綾野昌幸館長より、事例を交えながらその取り組みについてご紹介いただきました。

「ことば蔵」の一番の特徴は「強い市民力」。「ことば蔵」の愛称も公募で決まり、今では「蔵いこかー」などと市民に愛されている図書館となっています。
2012年のオープン以来、「公園のような図書館」を目指し、市民と職員が一緒になって企画・運営する「みんなのアイデアが実現する場」として運営会議があり、その仕組みについて学びました。続々と市民参画の企画が誕生し年間約120もの市民企画イベントが実施されるそうです。
毎月1回、誰でも予約なしに参加できる「交流フロア運営会議」を開き、図書館でやりたいことや運営について話し合います。毎回20人前後が集まり、新しい参加者が多く風通しがいいことも特色の一つ。この会議から、市内の書店と協力した「帯ワングランプリ」、地元商店主が講師となる「まちゼミ」、蔵トーーク、恋のカエボンなどユニークなイベントが次々に生まれます。
市民主体のパワフルな活動はもちろん図書館機能を失わず民間企業や商店街とのコラボなど斬新なアイデアに参加者はびっくりしていました。図書館と言うコミュニティにとどまることなく、まちづくりの視点での講座に参加者は熱心に聞き入っていました。

講座風景
講座風景

参加者の声

  • 誰もが主役―みんな主役になりたい、それを実践していることは素晴らしい。
  • “本”ということだけにとらわれず、様々なイベントを開催されていることが印象的だった。活性化のためには色々な人の関わりが必要だと思ったが、魅力的なイベントがたくさんあって参加してみたいと思えるモノがたくさんあった。
  • 図書館を核とした街づくりに関して参考になった。