つながるっておもしろい!ジョイントセミナー
【三重テレビ】
「気象・防災の知識があなたを救う!」の事業報告
今回のジョイントセミナーは、身近な危険の一つである「気象」「防災」をテーマとして、三重大学、津地方気象台、みえ防災・減災センター、三重テレビ放送のご協力のもと、各分野の専門家の方たちによるセミナーを開催しました。セミナーの進行は、三重テレビ放送気象キャスターの多森成子さんです。
第1部 身近な危険を察知しよう!
葛葉泰久さん(三重大学大学院生物資源学研究科 教授)
河川の氾濫や洪水などを中心にお話しいただきました。まずは、一級水系、二級水系といった基本的な河川管轄の知識にはじまり、だれもが利用できる国土地理院の「土地条件図」というデータベースについてご紹介いただきました。
飯島慈裕さん(三重大学大学院生物資源学研究科 准教授)
自分が暮らす地形の成り立ちを防災情報として実感すると題して、近年活用が進んでいる「ハザードマップ」の読み解き方についてお話しいただきました。また、地図情報を身近に感じられる事例として「ポケモンGO」を取り上げられ、例えば、昔河川だった場所には水系ポケモンが出現するよう設定されていることなどを紹介いただきました。
第2部 最近の身近な気象学
大谷智也さん(津地方気象台 気象予報官)
近年、記録的な大雨など、極端な気象現象が頻発していることを受け、新しく設定された気象情報も発表されていいます。その活用法などについて、実際のインターネット画面を開きながら必要な情報にたどり着くまでをご説明いただきました。
立花義裕さん(三重大学大学院生物資源学研究科 教授)
10月に2週に渡って襲来した台風について、そのメカニズムと研究の成果の一部をご紹介いただきました。特に、2つ目の台風「22号」の勢力予測について、詳しくお話しいただきました。また、台風が温帯低気圧に変わったからといっても勢力が衰えるわけではなく、決して油断してはいけないというお話しもいただきました。
- 何気なく見ていた気象情報について、いろいろな知識が得られたのでありがたく思います。
- 地元の小学校へ出向き防災教育をしています。とても参考になりました。
- 帰宅後、ゆっくり資料を見直して家族で話してみようと思いました。
- 直近の台風21号、22号の話もあり、大変良かった。