学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
2017年10月20日(金曜日)
開催時間
13時45分から15時25分まで
開催場所
熊野市立新鹿小中学校
講師
三重県能楽連盟 森 浩一さん ほか
参加児童数
全学年 38名
プログラムの様子

熊野市立新鹿小中学校の皆さんに狂言の授業に参加してもらいました。講師の森さんから挨拶の果たす大切な役割についての話がありました。そして、舞台の仕組みや小道具について説明を受けた後、「柿山伏」を舞うので大和言葉をしっかり聞く、所作動作をよく見る、笑うところはお腹の底から笑うということを子どもたちに伝えていただき「柿山伏」鑑賞へと入って行きました。目の前で繰り広げられる舞に子どもたちは狂言の世界を楽しんでいました。子どもたちの感想は全員が良かったという評価で中には狂言を習いたいという子どももいて感動した面持ちでした。

プログラムの様子

笑いの練習では、大きく息を吸い一息でお腹の底から大笑いをしました。先生も子どもたちも顔を真っ赤にして頑張っていました。

プログラムの様子

後半では、狂言の基礎となる「謡」と「舞」を体験しました。どちらも初めてですが真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。そして、最後に森さんが大切にしている狂言に使う「面」と「扇子」を手に取り鑑賞した後、実際に「面」を顔につけて歩いてみたり、「扇子」を開いてみたり、昔から伝わる伝統芸能の素晴らしさに感動していました。

 子どもたちは、授業が終わった後も素晴らしい笑顔でとても貴重な体験になったことがうかがえました。
<文化体験コーディネーター 五味 勝哉>

プログラムの様子
プログラムの様子

☆プログラム内容

  1. 挨拶について
  2. 狂言のお話(舞台について、鑑賞の仕方)
  3. 『柿山伏』の鑑賞
  4. 笑いの体験
  5. 舞と謡の体験
  6. 面・扇子の見学

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 生で見るのとテレビで見るのとはけっこうちがった。教科書ともセリフが少しちがった。とてもおもしろいし、声がでかくてはくりょくがあった。(6年生)
  • 大きな声を出すことは、大切だと思うし、大きな声で笑うと、愉快な気持ちになるからいいなと思いました。(6年生)
  • ことばはすこしむずかしかったけど、えんぎをみていたらわかりやすくて、とちゅうからだんだんわかってきて、とてもおもしろく柿山伏を見ることができました。(4年生)
  • 扇子をいろいろなものに見たてて、びっくりしました。きれいなセンスがたくさんあっておどろきました。(4年生)
  • 柿山伏のものまねがとてもうまくて、タイのものまねもおしえてくれてとてもべんきょうになりました。(3年生)
  • けっこんしきのおどりもたのしかったです。おめんもまえしかみえないってわかりました。(1年生)