学校向け文化体験プログラム 音楽に感動!
「日本音楽の楽しさを体験しよう!」
松阪市立港小学校へ「 音楽に感動! 日本音楽の楽しさを体験しよう!」のプログラムをお届けしました。
まずは、今から体験する「箏」という楽器についての説明を聞きます。
箏は「龍」の姿に見立てられており、「龍舌」「龍頭」「龍角」など、各部の名称に「龍」の文字が入っていることを教えてもらいました。
箏の成り立ちについて学習した後は、講師による模範演奏を聴きます。
音の大小や複数の音を重ねたりと、目の前で講師が生み出す箏の音色に子どもたちは聞きほれていました。
子どもたちの課題曲は「さくら」
隣同士で教えあいながら、熱心に練習します。
最初は初めて触れる箏に苦戦していましたが、講師も一人一人に丁寧に指導し、こどもたちの腕前はどんどん上達していきます。
最後まで間違えずに弾けたと、うれしそうな笑顔も見せてくれました。
個人練習後の講師との合奏では、「さくら」の音階を歌いながら演奏したり、自分が演奏しない時でも曲に合わせて手を動かして練習する姿もみられました。
子どもたちの上達ははやく、最後の合奏ではきれいな音色が響きます。
授業後の、質疑応答の時間には、お箏の値段はいくら?「丸爪」はどんな時に使うの?など、箏や講師についてたくさんの質問がでました。
いつからお箏をならっているか、という質問には、6歳からという返答が。
自分たちよりずっと小さい時からお箏を続けている講師の言葉に、子どもたちは驚きを隠せない様子です。
「最初は親から言われて、嫌々習い始めた。しかし、ずっと続けているうちに、お箏が好きになり、今では本当に続けていてよかったと思っている」と続け、今は嫌々やっていることでも大人になった時には習っていてよかったと感謝する日がくると子どもたちに伝えました。
後日、子どもたちから送られたきた手紙には、講師の話を聞いて、習い事をがんばろうという気持ちになったとつづられていました。 お箏の楽しさや魅力だけでなく、1つのことを長く続けることの大切さも教わった授業でした。
プログラムの様子
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個人練習 -
講師の指導 -
教えあいながら練習しました
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「さくら」の合奏 -
「さくら」の合奏 -
後片付け(琴柱を外す)
プログラムの内容
- お箏についての説明・爪合わせ
- 模範演奏
- 個人練習
- 合奏
- 質疑応答
- 何回も合わせていくうちにどんどん上手になっていきました。新しいことにちょうせんし、経験していくことが大切なんだと改めて感じることができました。
- ひく時のコツが難しくて、覚えるのに少し時間がかかりました、でも慣れてくると楽しく感じました。
- (講師の模範演奏を聴いて)音の大小を変えたり、2つの音を重ねたりして、すごくきれいな音を作り出していてすごいなと思いました。
- 子どもたちが短い時間で一曲演奏できるようになったことは良かったです。さらに今年は残った時間で質問タイムも設けられて、楽器だけではなく比留間先生の人柄にも子どもたちがふれることができてよかったです(先生)