みえミュージアムセミナー桑名市博物館「三重の幕末維新―桑名藩と津藩―」の事業報告

開催日
2017年10月29日(日曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター3階 まなびぃ場情報コーナー「みるシル」
開催時間
13時30分から15時00分
講師
杉本 竜さん(桑名市博物館 館長)
参加人数
93人
参加費
無料
講師

桑名市博物館で開催されている、平成29年度秋の特別企画展「幕末維新と桑名藩 一会桑の軌跡」にあわせて、桑名市博物館館長の杉本竜さんに、「三重の幕末維新―桑名藩と津藩―」と題して講演していただきました。

台風22号が三重を通過する中で講座が開催されました。
配られたレジュメの表紙には、「※指示があるまで開かないようにお願いいたします。」というメッセージとともに、「幕末時にあった三重県の大名家(本拠が三重県にある)、いくつ言えますか?」と書いてあります。そして、講演が始まると、さっそく参加者の皆さんへ「三重の大名家わかりますか?」問いかけられ、客席からは次々と声が上がりました。
幕末まで続いた三重県の大名家は全部で8つあり、その中でも石高の高い、桑名藩の松平越中守家、津藩の藤堂家について、詳しく説明されました。


全体

次に、幕末の桑名藩と津藩について、桑名藩は「松平越中守家」、「高須四兄弟」として日本の動乱にどう関わっていたか、またその時の当主についての人となりを、津藩については伊勢・伊賀という地域特性についてなど、様々な角度から解説されました。
松平定信の遺した『養子御心得』や、鳥羽伏見の戦いで、藤堂藩のことが書かれた大久保利通の日記の一部分などを、それぞれ参加者の方に朗読してもらうなど、最後までテンポよく受講者参加型の講座を進められ、受講者の方も講師からの質問には活発に回答するなど、外の台風を忘れるくらい皆さん熱心に受講されていました。

展示

県立図書館前のエントランスでは、桑名市博物館特別企画展の関連パネル展示が始まり、博物館のスタッフの方が書かれた4コマ漫画などの楽しい展示に、参加者の方だけでなく、多くの方が足を止めてご覧になっていました。

参加者の声

  • 今まで知らない三重での幕末の歴史を勉強できました。これからも三重の歴史がわかる講座、講義をお願いします。
  • 転勤者のため、三重の歴史に詳しくありませんでしたが色々の興味がわき、また勉強し直したくなりました。
  • 三重県の歴史の面白さがわかって良かった。