学校向け文化体験プログラム 科学で遊ぼう!
サイエンス講座『ハッピーメガネで幸せになろう』」

開催日
2017年10月6日(金曜日)
開催時間
9時35分から11時25分まで
開催場所
亀山市立野登小学校
講師
科学サークル大黒屋 伊藤 仁 さん
参加児童
5・6年生 29名 

講師が晴れた日に自宅の庭でつくった虹を撮影した写真を見て
亀山市立野登小学校56年生の皆さんにサイエンスの授業を届けてきました。 

まずは、講師から虹について質問がありました。「雨上がりにみえるものは?」一斉に「虹!」と元気な声が響きます。「虹を見たことある?」、「普段はどんな時に、どんな場所で見た?」と続く問い掛けに、積極的に手が挙がり「庭に水撒きした時」、「鳥よけのCDみたいなの」と口々に発表していました。更に、講師が実際にシャボン玉を飛ばすと、「わー、虹色にみえる」とどんどん身近なところにある小さな虹に気づいていきます。

  •  虹をどこで見ましたか?
  • CD裏面の虹
  •  シャボン玉の虹

次に実験でつくった虹の観察です。事前に講師から「虹の形と、一番外側は何色かをよく見てみて」と観察方法とポイントが説明され、実際に、ガラスの粉を吹き付けた黒い紙に光をあてて、光源の真後ろから見てみると、虹は真ん丸であり、一番外側が赤色であることを知りました。「空の虹とどうして形が違うのかな?」と疑問に答えがみつかりません。

そこで、虹の見える仕組みと地上から見える虹が半円である理由について、真ん丸の虹を取り付けた傘と太陽に見立てたの黄色いボールを使って解説されました。

  •  虹の観察
  •  虹の見える条件
  •  真ん丸の虹

次は光の実験です。まず、「ハッピーメガネ」の工作をしました。レンズ部分をカッターで切り抜き、ハサミで外形を切り取って、透明なシートを貼ると、自分のメガネができました。いよいよ、「ハッピーメガネ」をかけて実験です!まだ明るい室内で待ちきれなくてメガネをかけてスタンバイしている子もいます。

  •  カッターで台紙を切り抜いて

  •  フィルムを貼り、ハサミでカット

  •  待ちきれない様子(^^)
 ハッピーメガネをかけて、ネオンを見ると・・

室内を暗くして、マッチの火、イルミネーション、LEDライトなど、色々な光をメガネで見てみました。実験ごとに、子どもたちからは「わぁーっ」と大きな歓声が上がります。

また「虫が好きな光はどちらか?」という質問に「コンビニの入口でこの色のライトを見た」「こっちの明るい色にたくさん寄ってくるから」など、実体験に基づいた回答をたくさん発表していて、とても有意義で楽しい実験授業となりました。

  •  メガネ越しのいろんな光
  • 光の三原色
  •  プリントでまとめ 

参加者の声

  • メガネをかけただけであんなにたくさんの光がみえてすごくきれいでした。(5年生)
  • ハッピーメガネを家でも見たらたくさんの虹が見えました。また家で虹をたくさん見つけたいです。(5年生)
  • 今までにじについてなにも知らなかったけど、この授業をうけて、にじの形や色、性質などたくさんのことを知れたのでうれしかったです。ハッピーメガネでいろいろな光をみれて楽しかったです。にじについてもっと知りたいと思いました。(6年生)
  • にじの仕組みやどこからみたらにじが見えるのかがくわしくわかりました。家に帰ってハッピーメガネで電気をみたらほとんど省エネ電気でした。ふだんにじができていても授業のときのようにじっくり見たことがなかったのでいい体験でした。(6年生)
  • 生き生きとした表情で、反応がとても良かった。(先生)
  • 目が輝いていた。(先生)