学校向け文化体験プログラム
五感を刺激!「演劇をつくろう、やってみよう!」
子どもたちが取り組むのは「対話劇」。5つのグループに分かれて創作に取り組みます。
まずは朝の教室を舞台にした台本を、グループで話し合って書き換え、配役も決めていきます。出来上がった台本は前半の最後にみんなの前で発表します。
話し合いが始まると、子どもたちは活発に意見交換を始め、教室はとてもにぎやかです。意見がぶつかり合うこともありますが、どのグループも何とか台本を作ることができました。
お話づくりが終わったグループはさっそく発表に向けた練習を始めました。廊下を使ったり、ランドセルにちょっとした仕掛けを仕込んだりして、見ている人たちを面白がらせるアイデアを詰め込みます。
「今回みんなが取り組んだ演劇つくりは正解のない取り組み。学校では正解のあることを学ぶが、みんながこれから社会に出ると正解のない問題に、"どうにかこうにか"答えを出さないといけない。今日の演劇つくりを通して、正解ではなく『最適解』を探すことの大切さを感じてもらえれば」というお話に、子どもたちは真剣な表情で聞き入っていました。
後日、クラスで文化祭の学習発表について話し合ったところ「自分たちで作った劇をしたい!」という意見がたくさん出たそうです。初めての演劇つくりは子どもたちにとってとても印象深かったようです。
☆プログラム
- 対話劇についての説明
- 既存の台本を書き換え、配役を決めて発表
- ほとんど空白の台本にグループで考えたセリフを書き込む
- 配役・演出を決めグループごとに発表
- こんなたいけんをするのははじめてだったのでとてもたのしかったです。どのはんもおもしろいところがあったので、すごく気に入りました。
- はじめての演劇すごく楽しかったです。たくさんの先生が来て、ランドセルの中の物を落とすというのがきんちょうしたけど、うまくできたと思います。
- 今日の授業で分かったことは、えんげきは楽しいけど、くろうがいることです。またやりたいです。
- 「だいじょうぶ?」のセリフを気持ちを込めて言うことができた。
- 話すのが得意、なりきってセリフを言うのが上手、セリフをどんどん思いつく…など、普段の授業ではあまり見ることのない活動の様子や特技を生かす姿が見られました。(先生)