巡る!鈴鹿市考古博物館「博物館で考古学をミルシル~館内と発掘現場をメグル~」の事業報告

開催日
2017年10月5日(木曜日)
開催場所
鈴鹿市考古博物館
開催時間
13時30分から16時00分
講師
吉田 真由美さん(鈴鹿市考古博物館 学芸員)
参加人数
38人
参加費
100円(保険代)
バックヤード

みえミュージアムセミナーの番外編として、巡る!鈴鹿市考古博物館「博物館で考古学をミルシル~館内と発掘現場をメグル」を開催しました。学芸員の吉田真由美さんを講師に、まずはバックヤードツアーとして、普段一般の方は入ることができない、発掘された土器などを仕分けする作業場所の見学を行いました。
その後、開催中の特別展「道でつながる古代の役所」を、吉田講師の解説を聞きながらじっくりと見学しました。古代の日本は都から放射状に延びる道路が整備されており、その道路には国ごとを結ぶ駅路がありました。平成16年に実施した平田遺跡の発掘調査で約9mの道路遺構がみつかり、この遺構は古代東海道駅路なのかという謎を、推理を交えながら説明されました。

特別展

その後、常設展を見学し、3階にある屋上展望デッキから建物に隣接する伊勢国分寺跡を一望しました。

その後、博物館から車で約3分の場所にある、磐城山遺跡へ移動して、実際の発掘現場を見学しました。
発掘作業をされている職員の方から詳しく説明があり、弥生時代の竪穴式住居の柱の跡や、土器などを間近で見学することができ、参加者の方も大変興味を持って見学されていました。
参加された鈴鹿市の方も「地元でも知らないことが多かった」という感想もあり、考古学を様々な角度から学ぶ良い機会となりました。

遺跡

参加者の声

  • 展示物を見ただけでは、なかなか時代背景などわからないが、ていねいな解説をいただき興味深かった。おとずれる機会が持てて良かった。
  • 特別展、常設展、バックヤード、発掘現場ともりだくさんで、展望台にも登り、短い時間のなかでたのしくすごせました。ありがとうございました。
  • この博物館に来たのは3回目で、自分で見て回ってもよく理解ができず、一度学芸員さんの説明を聞きたいと思っていました。勉強になりました講師の方お疲れ様でした。