ジョイントセミナー【三重県立美術館】
「古いものこそ新しい!?モダニストが発見した日本の美」の事業報告
今年度からスタートした新シリーズ「ジョイントセミナー」。その記念すべき第1回は、(※)文化交流ゾーンを構成する施設で、今年開館35周年を迎える三重県立美術館と、三重県生涯学習センターがジョイントしました。
20世紀、時代の先端をいくアーティストたちは、日本古来の美に注目し、現代芸術との共通点を見出しました。
三岸好太郎(みぎし・こうたろう1903-1934)
岸田日出刀(きしだ・ひでと1899-1966)
ブルーノ・タウト(1880-1938)
岡本太郎(おかもと・たろう1911-1996)
石元泰博(いしもと・やすひろ1921-2012)
芸術史が専門の速水豊館長から、5人それぞれの作家の発言や作品、思想などを取り上げて紹介いただきました。日本古来の建築法や、建築物としての桂離宮、日光東照宮、果ては縄文土器に至るまでお話は多岐にわたりましたが、受講者の皆さんは最後まで大変興味深く聞き入っておられました。
(※)文化交流ゾーン・・・三重県総合博物館の開館を契機として、新たに魅力あふれる「県民の学び・体験・交流の場」となるよう発展をめざす、三重県立美術館、三重県総合文化センターを含めた周辺地域のことをいいます。
また会場周辺では、美術館建設当時から現在までの記録写真や、開館初年度の記念展『サンパウロ美術館展』の図録などを展示し、会場に足を運んだ多くの方にご覧いただきました。
- モダニズムが日本の美に通じる。とてもおもしろい。
- 素晴らしかった。桂離宮にもう一度行きたくなった。
- とても格調高いお話でした。美の世界に引き込まれます。
- 三重県立美術館、一度も行ったことがなかったのですがすごく行ってみたくなりました。