学校向け文化体験プログラム
アートな世界へようこそ!「絵を描こう!」
伊賀市立依那古小学校4年生の皆さんに、絵のプログラムをお届けしました。
図工室に入った子どもたちの前に広がる、大きな大きな紙。
講師から今日のプログラム「絵しりとり」について説明されると、子どもたちから「楽しそう!」と歓声が上がりました。
じゃんけんの結果、Bチームから絵しりとりがスタートします。
赤い絵の具をたっぷりぬったハケを大胆に動かし、紙面いっぱいに大きな大きな「カニ」が登場しました。初めの一筆こそ目の前にある大きな白い紙にとまどい気味でしたが、子どもたちはすぐに生き生きとハケを走らせ、夢中になって絵を描いていました。
「カニ」→「にじ」→「ジュース」としりとりは続き、次は「スイカ」。
なんと「カニ」の赤い胴体の上にスイカの「皮」と「種」が追加され、その発想力を講師は大絶賛。
絵しりとりが進むにつれて、描けるスペースが少なくなり、「目玉」「豆」を書くころには、大きなハケから細めの筆・指先へ道具を持ち替えて夢中で書き続けます。
講師から教えてもらった絵をかくときの合言葉「大胆とちまちま」の通り、大胆に描くところは豪快に、ちまちまと描くところは細やかに、大きな紙にたくさんの色を楽しそうにのせていきました。
最後の「メダル」を描き終えたところで、いったん絵しりとりは終了。
仕上げにパステルを使って作品にアクセントを加えます。パステルを塗ったところを指を使ってふんわりとぼかす描き方に、子どもたちからは「すぐやろう!」と声が上がり、作品を仕上げていきました。
できあがった絵を見ながら、感じたことや思いついたストーリーを発表します。たくさんの手があがり、できあがった絵に関する物語や感想をたくさん発表しました。
講評では、「素直な発想力がある」「色彩のセンスがすごくいい」「スイカの書き方がすごく良かった」など、講師からたくさんたくさんのいいところをほめてもらい、とてもうれしそうな笑顔でにっこり。
授業の最後には、講師の絵本「カペリーちゃん」「ピーナッちゃんとドーナッちゃん」を読み聞かせ。子どもたちは講師の語る不思議な絵本の世界のお話に真剣に聞き入っていました。
☆ プログラム内容 ☆
- 2グループに分かれて絵しりとり
- 感想発表・講評
- 絵本の読みきかせ
- 初めてして、つつみあれいさんにであえて、いっしょに絵をかけていいけいけんができたし、つつみあれいさんのことがよくわかってよかったです。
- 初めてあんなに大きな紙に、みんなでえをかけてうれしかったです。自由にえをかけて楽しかったです。
- 「大たんとちまちま」という絵をかくときの合言葉を教えてもらえてよかったです。またいつか機会があればいっしょに絵をかきたいです。