学校向け文化体験プログラム
ことばを楽しむ!「楽しい俳句」

「俳句は日本で生まれた世界で一番短い詩」というお話からプログラムは始まりました。三重県は俳祖とよばれた荒木田守武、俳聖とよばれた松尾芭蕉が生まれた場所。「三重県は俳句の国なんだよ」という言葉に子どもたちは深くうなずいていました。
そして、同じ年頃の子どもたちが作った俳句を紹介し、一部の表現を隠していくつかの言葉を並べ、「どの言葉がいいと思う?」と子どもたちに尋ねると積極的に手を挙げて自分の意見を発表しています。たくさんの俳句の例を前に、どうすればよい俳句が作れるのか作者の気持ちになって考えました。


プログラムの終わりに子どもたちに感想を聞くと、「悔しい気持ちもあったけどみんなの作った句が良くてすごいと思った」とか、「今日は梅雨だったけど、季節が変わった冬にまたやりたい」などの意見が出ました。俳句がぐっと身近になり、俳句で表現することの面白さを感じたようです。


☆プログラム内容
- 俳句の基本(季語や五・七・五、子どもが作った俳句の鑑賞、クイズなど)
- 俳句の創作
- 俳句会
- 外をみたらきれいなあじさいがあったので、梅雨の花と表しました。他の人が作った俳句を聞いているのも楽しかったです。今回は雨(梅雨)のことだったけど、次は他のことをもとに作りたいです。
- いろいろな俳句のこつを知ったし、いろいろな俳句を見れて、とても楽しかったです。
- 俳句はね 作るととむずかしい けど楽しい
- 子どもたちの俳句のよさを1つ1つ見つけてくれ、認めていただいたので、子どもたちの自信や喜びにつながったと思います。(先生)