皇學館大学連携協定事業
(三重県生涯学習センター×皇學館大学×志摩市)
田山花袋『志摩めぐり』の風景の事業報告

開催日
2017年6月11日(日曜日)
開催場所
まなびぃ場情報コーナー「みるシル」
開催時間
13時30分から15時まで
講師
小堀洋平先生(皇學館大学文学部助教)、竹内壽治先生(志摩なぎさ企画会長)
参加人数
86人
共催
皇學館大学、志摩市
参加費
無料

三重県生涯学習センター、皇學館大学、志摩市との協働で実施しました。
田山花袋をテーマにとりあげ、志摩の魅力についてお話ししていただきました。

第1部 講演 田山花袋および『志摩めぐり』について

地元の人から情報を得ながら旅をすすめていくことや、地図をとおしてコミュニケーションをとることなど、健脚で志摩めぐりをした花袋の「旅」に対する見方、考え方についてお話しいただきました。
対話形式(問いかけ、呼びかけ)の書き出しで始まり聞き手の不安を打ち消していく『志摩めぐり』の表現の特徴についても説明があり「旅」の様子が目に浮かぶようでした。

第1部

  

第2部 対談 御座の風景について

『志摩めぐり』の行程を金毘羅山を中心に写真を見ながら、御座出身の竹内先生にお話いただきました。第1部で小堀先生によると紀行文の特色が最大限に出ているのが金毘羅山の風景とのお話がありました。『志摩めぐり』にはほとんど名勝地、景勝地がでてこないので、花袋が歩いた風景が良くわかりました。当時は無かった、御座の空撮写真には皆、驚いていました。

第2部

  

参加者の声

  • 田山花袋の本をゆっくり読んでみたいです。
  • 三重で生まれ、三重で育った。しかし、南勢のことはほとんど知らなかったので良い機会だった。
  • 田山花袋にこのような「志摩めぐり」という作品があったことをはじめて知りました。約100年前の文章なのに志摩の風景が目に浮かんでくるようでした。
  • 田山花袋の本を読み始めてみようと思いました。動機づけをして頂きありがとう。