三重のまなび2017
ヤマザキマリ講演会「私とイタリアとテルマエ・ロマエ」の事業報告
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三重県生涯学習センターの新年度のスタートを飾る「三重のまなび講演会」。今年度は人気漫画『テルマエ・ロマエ』の原作者であり、随筆家としても活躍中のヤマザキマリさんをお迎えしました。
これまでイタリア、シリア、ポルトガル、アメリカで生活をして来られたヤマザキさん。講演では、なぜ漫画家になって、『テルマエ・ロマエ』が生み出されることとなったのか、ご自身で撮影された写真を交え、その半生を語ってくださいました。現在のシリアの状況からイタリアの介護事情、映画の裏話にいたるまで、次から次へとテンポよく繰り出されるお話に一瞬で引き込まれ、時に会場は大きな笑い声に包まれました。
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講演の最後には質疑応答の時間が設けられました。昨年、2泊3日で伊勢・志摩を訪れた感想について、「自然の素晴らしさに感激した。今日このまま行きたいくらい。古代ローマと伊勢神宮は八百万の神で共通しているところもある。」と話されました。参加者の方にとっては、あっという間の濃密な90分だったそうで、「もっと話を聞いていたかった」「またぜひ三重にいらしてほしい」「ヤマザキさんの本を読んでみたくなった」の声が多くあり、幅広い年齢層の方に新しいまなびの種が生まれる時間になったようです。
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講演後は、当日書籍を購入された30名の方を対象にサイン会が行われました。当初予定はなかったのですが、ヤマザキマリさんのご厚意によって実現しました。緊張した面持ちで本を差し出すサイン会参加者の方へ「今日はどちらから来られたんですか」「忍者が有名なところですよね」とおひとりおひとりに声をかけられるヤマザキさん。皆さん最後には満面の笑顔で本を大事そうに持って帰っていかれる姿が印象的でした。
- イタリア、日本の良さが分かったし、俯瞰するということはいい事なんだとあらためて考えました。
- どれも楽しくおもしろかったです。TVやエッセイで伺った全てつながるようなお話がこれだけのボリュームでお話しいただけてうれしかったです。ライブいきたくなりました。
- 本当に楽しい話題、ヤマザキさんの知的好奇心に元気が出ました。
- ヤマザキ先生のとりこになりました。
- すごく楽しい講演でした。先生のいろいろな本を読みたくなりました。ぜひ、また三重にいらしてほしいです。
- 百聞は一見に如かず。現地現場を知っている方のお話はずしんとくるものがあります。ありがとうございました。