学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
2016年11月11日(金曜日)
開催時間
13時40分から15時15分まで
開催場所
松阪市立豊地小学校
講師
三重県能楽連盟 森浩一さん 他2名
参加児童数
6年生 28名
授業の様子
松阪市立豊地小学校6年生のみなさんに狂言の授業を届けてきました。
まずは講師が大きな声で「こんにちは!」とあいさつするとその声の響きに子どもたちは驚いている様子です。そこからあいさつの大切さや、能・狂言について様々なお話を聴きました。
そして、教科書にも載っている狂言「柿山伏」の上演です。すぐ目の前で繰り広げられる役者の動きや声の迫力をまざまざと感じました。

授業の様子
さらに狂言を演じる上での基礎となる謡と舞も体験しました。まずは講師の謡のお手本をよく聴いて、それをまねてみます。講師の鍛錬された声のようにはできませんが、子どもたちも一生懸命声を出していました。さらに扇子を持って舞も体験しました。扇子の持ち方の基本から教わり、謡に合わせて子どもたちも舞いました。
他にも講師の家に代々伝わる面や扇子にふれたり、狂言の「笑い」を担任の先生も一緒に全員でやってみたりして楽しく狂言を学びました。


授業の様子
授業の様子

☆プログラム内容

  1. 狂言のお話(舞台について、鑑賞の仕方)
  2. 「柿山伏」の鑑賞
  3. 狂言の「笑い」の体験
  4. 面・扇子の見学、面をつけて歩いてみる
  5. 謡と小舞の体験

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 劇を見てそのとき、とてもはく力があって狂言はこんなすごいものなんだなと知りました。動作で表現していて、何をしていて、そこに何があるのかすぐにわかりました。
  • せんすを使ったおどりは、せんすの持ち方でだいぶ手こずりましたがとても楽しかったです。狂言はおくがふかくて、そんな所がイイなと思いました。
  • せんすを使った体験ではゆっくりとした、ふだんはやらない動作をしたことで心が洗われるような感じがしました。
  • 想像力を働かせて見るのもおもしろかったです。見ていて、そのこう景が頭に浮かんできました。
  • 真剣に狂言を見ていた子どもの中には、なかなか自分を上手く表現できない子もいます。そんな子がいきいきと活動していました!!とてもうれしく思います。(先生)