学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
2016年11月8日(火)
開催時間
13時40分から15時10分まで
開催場所
松阪市立香肌小学校
講師
三重県能楽連盟 森浩一さん ほか2名
参加児童数
5・6年生6名
授業の様子
松阪市立香肌小学校5・6年生のみなさんに狂言の授業を届けてきました。
まずは講師から能舞台についての解説や、能と狂言の違いなどについて、興味深いお話を聞きました。そして狂言「柿山伏」を鑑賞し、本物の舞台ならではの迫力を堪能しました。

授業の様子
「柿山伏」を観た後、代表の子どもたちは衣装を着付けてもらいました。着付けている間、他の子どもたちは講師の家に代々伝わる貴重な面や扇子にふれる体験をしました。着付けが終わった子どもたちは「柿山伏」と「いろは」の台詞や仕草を体験しました。講師の指導のもと、子どもたちは皆しっかりと声を出して、せいいっぱい演技をしようとしている姿が印象的でした。
 
授業の様子

最後に講師から今日の感想を子どもたちにたずねると、「見えないものが見えているようだった」とか、「扇子がいろんなものになったのがすごかった」などの意見が挙がっており、今回の体験をしっかりと心にとどめておこうとしている子どもたちの姿勢がうかがえました。

授業の様子
授業の様子

☆プログラム内容

  1. 狂言のお話(舞台について、鑑賞の仕方など)
  2. 「柿山伏」の鑑賞
  3. 面・扇子にふれる
  4. 代表者が衣装を着つけてもらい台詞体験

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • そこにはなにもないのに、柿の木にのぼっているようにも見えたし、柿を食べているようにも見えてすごいなと思いました。(5年生)
  • 私たちがいつも音読しているのとはちがって、とてもゆっくりで、それだけではなく体育館にひびく大きな声で言っていたし、うれしい時や悲しい時に表情を変えたり、手だけでそれが何をしているのかが分かるように工夫してえんじていた所が私たちのお手本となりました。(5年生)
  • 実際に台の上で演じてみると、思ったよりもバランスをとるのが難しかったです。これから、おしえていただいた、ゆっくり、大きく、はっきりと話すようにしたいです。(6年生)
  • すぐ目の前での演技にひきこまれていた。「大きな声で」ということを言っていただいて、いつもより大きな声を出していて、やればできるんだなと改めて思った。(先生)