学校向け文化体験プログラム
和文化体験学習『平安時代 十二単&束帯の歴史と着装体験』

開催日
2016年11月4日(金曜日)
開催時間
9時50分から12時30分
開催場所
桑名市立日進小学校
講師
小林豊子きもの学院のみなさん
参加児童数
6年生42名


 

桑名市立日進小学校6年生の皆さんに、和文化体験学習の授業を届けてきました。まずは担任の先生にモデルになっていただき、十二単の着装の手順を解説を聞きながら見学しました。一枚一枚の着物を美しく、しかし素早く着つけていく講師陣の技に、子どもたちは静かに見入っていました。平安時代の暮らしや男性の装束の束帯についてもお話を聞きました。

後半は子どもたちが十二単・束帯を着る体験をしました。みんな照れくさそうにしながらも笑顔がこぼれ、着物や講師の手元を一番近くで見るチャンス!と、じっくり観察していました。衣擦れの音に気付いた子もいたかもしれません。十二単を着て歩いてみた子は、なかなか前に進めず苦労していました。無理に歩くと雅な雰囲気はなくなり、クラスメイトの笑いを誘っていました。
順番を待つ間には講師に「洗濯はどうしていたの?」「トイレに行くときはどうするの?」など、思い思いに質問し、平安の暮らしへの想像を膨らませていました。

☆プログラム内容

  1. 「十二」にまつわるお話
  2. モデルの先生に着装しながら解説(十二単・束帯について)
  3. 「空蝉」の完成
  4. 子どもたちが、十二単と束帯を着る
  5. 十二単にまつわるクイズ

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 十二単をじっさいにきてみて、首らへんがとてもずっしりしていてかたこりになりそうでした。
  • みんな十二単を着るととてもきれいでした。
  • 今のように機械が無かったから、十二単や束帯を作っていた人はすごいと思いました。
  • ぬいだ時かいほう感がすごかった。
  • まゆっていうものを見たことはなかったけど見れてうれしかった。いろいろな事を教えてくださって、ありがとうございます。
  • とてもていねいに着付けていただき、子どもたちもとても喜んでいました。多くの事をお話しいただき、「平安の雅」と大変さなどについて、よくわかったと思います。(先生)
  • 本物にふれられるプログラムは子どもたちにとってとても良い機会になったと思います。(先生)