学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」
桑名市立大和小学校5・6年生の皆さんに狂言の授業を届けてきました。 まず、挨拶の大切さや舞台(鏡板や柱、3本の松の意味)についてお話がありました。 次に講師の家に代々伝わる面や扇子を実際に触れながら見学しました。中には緊張しておそるおそる触っている子もいました。実際に面を顔にあてて歩くと視界が狭くなっていることが実感できたようです。
そして『附子』の鑑賞です。はじめは隣の子と顔を見合わせ、台詞がわからない様子でしたが、講師の大きな動きと豊かな表情での熱演にだんだん内容が理解できてきたようで、後半に入ると大きな笑いが起こっていました。その後、5・6年生代表の男女1名ずつが装束を着付けてもらい、狂言の台詞の中から一節を言ってみる体験をしました。ある子どもは狂言での動物の鳴き声を演じましたが、講師の様子をそっくりに真似て、拍手喝采を浴びました。最後に、先生の大きな声と動作で「笑う」演技に皆さんも大笑いし、プログラムは和やかな雰囲気に包まれて終了しました。
☆プログラム内容
- 狂言のお話
- 面にふれる体験
- 「附子(ぶす)」の鑑賞
- 男女2名ずつが衣装の着付け・台詞体験
- うでをケガしているのに一生けん命やってくださったみなさん感謝でいっぱいです。おだいじに。(5年生)
- 附子を食べた時のリアクションや歩き方など、とても面白いのがたくさんありました。(5年生)
- 松の木がなんで3本だけなんだろうと思ったけれど、一番大きい松が近い山で一番とおい山は小さい松だと森さんがわかりやすく説明してくれました。(5年生)
- 『附子』以外のお話も見てみたいです。(6年生)
- 700年位使ってきたせんすや面や衣装を見せてもらってすごいと思いました。(6年生)
- 装束や面など、大切なものを惜し気もなく子ども達の前に出していただいたこと、ほんとうにありがとうございました。そのことの心づかいは子どもたちに伝わりました。(先生)
- 家に帰ってから狂言の動画を見ていた子が何名かいました。(先生)