みえミュージアムセミナー パラミタミュージアム「ガラス工芸の歴史とアールヌーボー」の事業報告
パラミタミュージアムの企画展「’15日本のガラス展」開催に併せて、パラミタミュージアムの学芸部長の湯浅英雄さんに、「ガラス工芸の歴史とアールヌーボー」と題して講演していただきました。
ガラスには、西洋を起源とするソーダガラスや、東洋を起源とする鉛ガラスなどがあり、生産効率の増大などによって、ガラスが発展し、シルクロードを通って、正倉院の御物にもガラス器があることを説明されました。
また、明治の開国後、日本文化はジャポニズムと呼ばれ、ヨーロッパの様々な絵画や工芸品に強い影響を与えたそうです。モネの絵と広重の浮世絵の構図が同じであることなどを映像を使って説明されました。ジャポニズムはアールヌーボー様式にも見られ、ガラス作家で有名なエミール・ガレは、日本人の高島北海との出会いで日本画の影響をうけたそうです。
パラミタミュージアムでは、所蔵しているガレの作品2点を今回の企画展に併せて展示してあり、その作品の見どころなども解説されました。
生涯学習センター1階のエントランスでは、関連パネル展示も開催しており、みなさん興味深く見学されていました。
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講演の様子
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湯浅講師 -
パネル展示
- 作品の話が色々聞けて楽しい時間でした。もっと聞きたかったです。
- エミールガレの作品はなかなか見ごたえがありよかった。パラミタミュージアムにも是非行くつもりです。
- ガラス工芸はそんなに興味がなかったが、「日本のガラス展」は見に行ってみようかなと思うセミナーの内容であった。