学校向け文化体験プログラム
五感を刺激!「ダンス!ダンス!ダンス!」
鳥羽市立加茂小学校5年生の皆さんに、ダンスの体験授業を届けてきました。
まずは準備運動から。「魔法の棒」の動きに合わせて、皆さんの体は操られるようによく動いています。次は前屈、えび反り、飛行機バランス…と柔軟ストレッチ。前日のマラソン大会の筋肉痛が残っているのか、「いたっ」と思わず言ってしまう子も。そして、右手で△、左手で◇を同時に描いたり、右手が「グー」なら左手は「パー」のように、左手が常に勝つようにと、リトミックを取り入れた動きにも挑戦し、頭もやわらかくほぐしました。
そして、ギャロップと呼ばれるステップ練習、音楽に反応しながら、友だちと体の一部分を「つなげる」表現の体験です。個性的な表現に子どもたちの笑い声が体育館に響きました。休憩をはさんで、今度は「風になりたい」の曲にあわせてダンスをおどります。講師のお手本に合わせ、わずか10数分でメインの全体振付をおぼえました。すごい集中力です。さらにABCの3グループに分かれ、「そよ風」「台風」「北風」をテーマに子どもたち自身が振付の創作を行いました。最後の決めポーズには、やり切った充実感がその表情からあふれていました。
プログラムの締めくくりは講師陣のダンス鑑賞。作品のタイトルは「天(そら)のひまわり」です。伸びやかでしなやかな表現の1つ1つを食い入るように見つめています。「1つの作品を仕上げるのに約2時間のレッスンを最低でも20回はするんですよ。」と、講師の話を聞く子どもたちの表情は皆さん真剣そのもの。「ものをつくることのすばらしさを知ってほしい」という講師の思いはきっと子ども達に届いたのではないでしょうか。
☆プログラム内容
- 準備運動・柔軟体操
- 表現する
- ダンスの振付練習・創作
- 曲にのせてダンス「風になりたい」
- 講師陣のダンス
- 導入からダンス完成までスムーズな流れで子どもたちがあきることなくすばらしかったです。(先生)
- ダンスのいろんな動きで感情表現ができるんだなと思いました。
- こんなにかっこいい、見ていて楽しいダンスを作るにはいろんなけいけんをつみかさねてきたんだなとすごく思いました。私はみなさんのダンスを見てみなさんたちのダンスをこえたいと強く思いました。そして6年生になった時、また来てほしいと思っています。
- きん肉痛もダンスをしたあと、なおりました。また来年もダンスをおしえに加茂小学校に来てください。
- 最後は3人のおどりでしたが、とてもきれいで、体の動きから感情がわかりました。私には、言葉にできないふくざつな気持ちが体の動きとなって、出てきていたと思いました。
- ぜったいにいってはいけない三つのことば「つかれた」「めんどくさい」「むり」をこれからいわないようにしたいです。
- 今日はえらかったりいたかったりもしました。でも、ダンスを楽しくうきうきしながらおどりました。もちろんやりにくかったりもしたけど、リズムにのれておどりました。