第58回名盤を聴く ヨーゼフ・カイルベルト特集の事業報告
【第58回名盤を聴く】はドイツの正統派指揮者 ヨーゼフ・カイルベルトを特集しました。
まずは、ロッシーニの歌劇「セビーリャの理髪師」序曲の映像から鑑賞しました。伝統的なドイツ音楽を主なレパートリーとしてドイツの劇場を中心に活躍したカイルベルトは実直で誠実な人柄で、N響の団員から敬愛されていたそうです。梶館長から実直な彼らしいエピソードが紹介され、会場は時折くすりと笑い声が漏れていました。
なかでもモーツァルト交響曲第40番の第4楽章は圧巻で、どの指揮者よりも正確にモーツァルトの楽曲を理解している指揮者だと解説があり、印象的でした。
~第58回 名盤を聴く ヨーゼフ・カイルベルト特集 プログラム~
1.ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」序曲 バイエルン国立歌劇場管弦楽団
2.ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 バイロイト祝祭管弦楽団
3.モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 KV.550
第1楽章 アレグロ モルト
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 メヌエット(アレグレット)
第4楽章 アレグロ アッサイ バイエルン放送交響楽団
4.ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
第1楽章 アレグロ ノン トロッポ
第2楽章 アダージョ ノン トロッポ
第3楽章 アレグレット グラツィオーソ(クヮジ・アンダンティーノ)
第4楽章 アレグロ コン スピリート バイエルン放送交響楽団
- 演奏の背景や裏話、その人となりなどを聞かせていただいて、曲を聴くとさらに興味深く感じます。
- 普段聞けない音響でじっくり聴くことができて良かった。自宅だとどうしても「ながら」になってしまいますので。
- とくにモーツァルトの交響曲40番は細部まで力のみなぎる演奏に感動しました。