三重のまなび講演会2016
高畑勲講演会「映画を作りながら考えたこと」
&映画『かぐや姫の物語』

開催日
2016年4月17日(日曜日)
開催場所
三重県文化会館 中ホール
講師
アニメーション映画監督 高畑勲さん
参加人数
785名
受講料
一般1500円 学生1000円
講座の様子

三重県生涯学習センターの新年度のスタート事業「三重のまなび講演会」。今回は三重県生まれの世界的なアニメーション映画監督、高畑勲さんをお招きし、「映画を作りながら考えたこと」と題してお話しいただきました。

講演では日本の絵について、古い浮世絵や絵巻物を紹介しながら、その歴史や背景、また現在のアニメーションや漫画にどのような影響を与えているかについて話され、参加された皆さんは熱心に聞き入っていました。

講座の様子
講演の後には高畑監督の作品、映画『かぐや姫の物語』を上映。竹取物語を題材にした、美しい絵で展開されるこの映画を大スクリーンで堪能しました。映画が終わると会場から高畑監督に大きな拍手が送られました。

参加された方からは、高畑監督のお話を聞いた後でこの映画を見て、より深く『かぐや姫の物語』を理解することができたなどの声があり、高畑監督の生み出す世界を存分に楽しむことのできた機会となったようです。

参加者の声

  • 高畑さんのお話で日本の絵のすばらしさを知ることができ、深く興味を持つことができました。
  • お話をお聞きしてから映画をみて、鳥獣戯画や信貴山絵巻から影響をうけてつくられたことがよくわかって大変面白くすばらしかったです。
  • 高畑先生の話し方に癒されました。小5の娘と一緒に拝聴しましたが昔の日本の絵などがたくさん見られて勉強になり楽しかったです。
  • 先生は映画を作るベースになった日本の絵の描き方、歴史を話してくれたと思う。何百年も前と現代と、人の心はそんなに変わっていないことがわかった。
  • かぐや姫の物語、感動のひとことです。幼いころに読んだ本、子どもに読み聞かせ、胸の内に描いていたストーリーと同じで、夢のようなひと時でした。