三重のまなび講演会2016
高畑勲講演会「映画を作りながら考えたこと」
&映画『かぐや姫の物語』

三重県生涯学習センターの新年度のスタート事業「三重のまなび講演会」。今回は三重県生まれの世界的なアニメーション映画監督、高畑勲さんをお招きし、「映画を作りながら考えたこと」と題してお話しいただきました。
講演では日本の絵について、古い浮世絵や絵巻物を紹介しながら、その歴史や背景、また現在のアニメーションや漫画にどのような影響を与えているかについて話され、参加された皆さんは熱心に聞き入っていました。
参加された方からは、高畑監督のお話を聞いた後でこの映画を見て、より深く『かぐや姫の物語』を理解することができたなどの声があり、高畑監督の生み出す世界を存分に楽しむことのできた機会となったようです。
- 高畑さんのお話で日本の絵のすばらしさを知ることができ、深く興味を持つことができました。
- お話をお聞きしてから映画をみて、鳥獣戯画や信貴山絵巻から影響をうけてつくられたことがよくわかって大変面白くすばらしかったです。
- 高畑先生の話し方に癒されました。小5の娘と一緒に拝聴しましたが昔の日本の絵などがたくさん見られて勉強になり楽しかったです。
- 先生は映画を作るベースになった日本の絵の描き方、歴史を話してくれたと思う。何百年も前と現代と、人の心はそんなに変わっていないことがわかった。
- かぐや姫の物語、感動のひとことです。幼いころに読んだ本、子どもに読み聞かせ、胸の内に描いていたストーリーと同じで、夢のようなひと時でした。