講座ボランティア企画 シリーズ文学(2回連続講座)
【瀬戸内晴美から寂聴へ ~あなたはいつか桃色の骨になる~】の事業報告

開催日
2016年3月6日(日曜日)、13日(日曜日)※2回連続講座
開催場所
三重県文化会館レセプションルーム(三重県総合文化センター内)
講師
河原 徳子さん(日本文学研究家)
参加人数
2日間のべ294名
参加料金
無料
共催
三重県男女共同参画センターフレンテみえ

 14回目を迎えたボランティア企画シリーズ文学は、当日の受付や司会なども講座ボランティアの方が主になって運営されている人気シリーズです。

 2003年の人気企画「瀬戸内文学へのいざない」に続き、今回「瀬戸内晴美から寂聴へ」と題し、高齢で病床にありながら精力的に活動されている寂聴さんの作品に焦点をあてた講座を開催しました。
 波乱万丈なライフスタイルが注目されがちですが、今回は彼女の文学作品をテーマに、私小説・芸術小説・伝記小説・源氏物語訳・出家者小説・エッセイに分けて学び、彼女が出家するまでの「晴美」から出家後の「寂聴」まで自身経歴と作品をふまえて深く掘り下げて解説されました。途中、作品の朗読や、写真の紹介もあり、講師の軽快なお話とともに参加者はますます瀬戸内文学の世界に引き込まれていたようでした。

参加者の声

  • なかなか文学集読む時間がないのでと云い訳しつつ、こうした文学のお話を聞けて楽しかったです。また河原先生の講座が聴ける機会があればぜひ参加します。
  • 寂聴の出家してからの人生のたくましさ、病をかかえながら前向きな人生観に感動するとともに参考にしたいと思いました。
  • 文学に興味がなかった私ですが今度読んでみます。