学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」
度会町立度会小学校6年生の皆さんに狂言の授業を届けてきました。
まずは講師から、能と狂言の違いや狂言の中での時間間隔や、距離感、速さの感覚について聞きました。
続いて講師の家に代々伝わる面や扇子を見学しました。
そしていよいよ柿山伏の上演です。大きな声や足音など本物の舞台の迫力を感じました。柿山伏が終わると子どもたちからはたくさんの感想や質問が出ていました。
次は代表の子どもたちが本物の衣装を身につけます。講師が子どもたちに着つけている間に、待っている子たちは面や扇子にさわってみます。そーっと顔の前に近づけて歩いてみると役者が実際に見ている視界の狭さを感じることができました。
着付けが終わる狂言の台詞や演技を体験します。講師に教わりながら矢を射るところや声の出し方をやってみました。
最後は先生も一緒に全員で狂言の笑い・泣きを体験。手を回しながら大きな声を出すと体育館はこの日一番の笑い声に包まれました。
☆プログラム
- 狂言のお話
- 「柿山伏」の鑑賞
- 面にふれる体験
- 男女2名ずつで衣装の着付け・台詞体験
- 森先生が山伏をおんぶしていたところが「めっちゃすごいやん」って思いました。84さいの森さんがかっこよかったです。
- 今まで狂言は昔の人が見ていた難しい日本文化だと思っていたけど、今回見させてもらっておもしろかったし、狂言が近いものになりました。
- はじめにあいさつで注意をされたとき、「見ているんだなあ」と、自分を改めて見直すことができました。
- 普段見る機会がないものなので、とてもおもしろかったようです。迫力もあり、また観たいと興味を持つ子もいました。(先生)
- あいさつの大切さにもふれていただき、一本筋の通った方でしっかりと歴史を継承されていると感じました。(先生)