学校向け文化体験プログラム 科学で遊ぼう!
サイエンス講座「液体チッ素で遊ぼう」

開催日
2015年10月29日(木曜日)
開催時間
13時50分から15時30分まで
開催場所
志摩市立波切小学校 理科室
講師
科学サークル大黒屋 伊藤仁さん
参加児童数
4年生 23名
授業の様子
志摩市立波切小学校4年生の皆さんにサイエンスの授業を届けてきました。

今日は普段学校の授業ではなかなか体験することのできない液体チッ素を使った実験をしました。花や野菜、果物、風船、テニスボールなどなど、いろんなものを液体チッ素に触れさせ状態の変化を観察したり、教室の外のウッドデッキに出て、液体チッ素をいれて蓋をしたフィルムケースがどうなるかを試したりと、次々と楽しい実験を体験し、物質の状態変化について学びました。

授業の最後には空気の成分には何が一番多く含まれるのか、子どもたちで話し合いました。「チッ素が多いと息ができない」とか「酸素が多いと火事になる」などみんながそれぞれ自分で考えた意見を出し合い考えました。その答えは「宿題」として授業の後に子どもたち自身で調べることになりました。
科学の面白さを知り、自分たちで考えるきっかけとなる貴重な体験になりました。
授業の様子
液体チッ素に浸けてしぼんだ風船が、元通り膨らんでいくのを触って確かめました
授業の様子
液体チッ素でかちかちに凍った果物を金づちでたたくとばらばらになりました。
授業の様子
講師がフィルムケースに液体チッ素をいれふたをすると中の空気が膨張しポーンとふたが飛び出しました。
授業の様子
空気の成分は何が一番多く含まれるのか、講師の周りに集まってみんなで意見を交わしました。
☆プログラム
  1. 液体チッ素の実験
  2. 空気の体積を量る実験
  3. 物質の状態変化について
  4. 空気の成分について

参加者の声

  • 花をこおらせたら手ざわりが変わっていました。あのビヨーンとのびるわゴムもポキッと折れてしまうので、えき体チッ素のこおらせる力はおそるべしと思いました。
  • わたしは空気に重さがあることは知りませんでした。ふつうはできない実験ができてとてもよかったです。
  • 花がこおっているところを見てとてもおどろきました。ぼくは「どんな温度なんだろう」とぎもんに思いました。-200℃と聞いたときはものすごくおどろきました。
  • 液体チッ素は普段の授業では体験させられない材料なので、この体験は子ども達にとって驚きと感動の時間になりました。(先生)