学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
2015年10月16日(金曜日)
開催時間
10時40分から12時15分まで
開催場所
松阪市立幸小学校 体育館
講師
三重県能楽連盟 森浩一さん 他1名
参加児童数
6年生 81名
授業の様子

松阪市立幸小学校6年生の皆さんに、狂言の授業を届けてきました。この学校では5年前からこの狂言の体験授業を行っています。
まずは講師の森さんから、能・狂言の舞台の解説を聞きました。そして講師が狂言『柿山伏』の準備をしている間に、講師の家に代々伝わる面と扇子を見学しました。

授業の様子
そして、講師が演じる本物の『柿山伏』を鑑賞。動物の鳴きまねの可笑しさや、声の迫力など生の舞台の魅力を存分に堪能しました。
授業の様子
『柿山伏』の後は代表の子どもたちの着付け体験です。待っている間、他の子たちは面を着けて歩いてみたりして、舞台に立つ人の視界の狭さを体感しました。
授業の様子
衣装の着付けが終わると代表の子どもたちが『柿山伏』と『いろは』を講師と一緒に演じました。声の出し方や仕草を体験し、狂言の面白さや難しさを感じました。最後は全員で狂言の笑い・泣きを体験し会場は大きな笑い声に包まれました。

☆プログラム内容

  1. 狂言のお話(舞台について、能との違い、稽古の話など)
  2. 『柿山伏』の鑑賞
  3. 面に触れる体験
  4. 代表の男女2名ずつが衣装の着付け・せりふ体験

参加者の声

  • 柿主の人が矢をうつときの手のポーズや、てっぽうの手のポーズなどを、私が思っているよりも、よく考えていたので、そんなに細かいところも見る人のためを思っているなんて、すごいと思いました。
  • 狂言や能はみる前は難しそうだったけど、見てみると楽しくて昔のコントみたいなところがあり、自分でやっても面白そうだなと思いました。
  • 柿山伏を見て、CDは何かよく分からなくて、はく力もなかったけど、本物ははく力もあり、どんなことをしているかを体でひょう現していたのでわかりやすかったです。
  • 狂言の面白さが伝わっていたように思う。小道具の使い方や演者の動きなどが実際にわかり、教科書やCDでは伝わらないことが理解できていた。(担任)