学校向け文化体験プログラム
アートな世界へようこそ!「写真で表現」

津市立高宮小学校6年生の皆さんに、「カメラオブスクラ」を使った体験授業を届けてきました。高宮小学校の6年生は毎年このプログラムに申し込まれ、卒業前に「学校の好きな風景を描く」ということに取り組んでいます。最初に講師からカメラマンの仕事についてお話を聞きました。資料をもとにカメラの歴史を学んだあと、「どうして写真を撮るのか」みんなで考え、その後大型の写真機を使って仕組みを見せてもらいました。校庭に向けてカメラを構え、ピントが合っていない状態から少しずつあわせていき、ぴったり合った瞬間、子どもたちからは「すごーい!」という声があがりました。

後半はカメラの原点「カメラオブスクラ」を使って、いよいよ風景を描く体験です。まずは使い方を教わり、試しにみんなで教室の風景を描きました。カメラに写り込む風景に驚きの声があがっていました。そして6年間過ごした小学校の大好きな風景を残そうと、思い思いの場所に移動し熱心に描いていました。「どうして写真を撮るのか?」という問いに、卒業前に学校の好きな風景を描くことを通して、子どもたちの中にそれぞれの答えが生まれていたようでした。デジタルカメラならば一瞬で撮れるのに、何十分もかけて描いた風景。そこに自分のサインを入れて大切な一枚が完成しました。
☆プログラム内容
- カメラマンという仕事について
- カメラオブスクラとは?どうして写真を撮るのか?
- 大きな写真機で仕組みを学ぶ
- カメラオブスクラを使って風景を描く


- 松原さんがおっしゃっていた「なぜカメラをとるのだろう」への自分の考えは、「自分の最高の思い出を残したい」と思うからだと思います。
- カメラオブスクラは、ひとつ書くのにすごく時間がかかったけれど、カメラオブスクラもいいなと思いました。
- ぼくはあまり上手にかけないかなと思ったけど、上手くかけて良かったです。しかも楽しかったです。
- とても楽しそうで、かつ、真剣に取り組んでいました。(先生)