学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
2015年12月3日(木曜日)
開催時間
13時45分から15時20分まで
開催場所
明和町立大淀小学校
講師
三重県能楽連盟 森浩一さん ほか
参加児童数
6年生25名

明和町立大淀小学校6年生の皆さんに、狂言の授業を届けてきました。まずは狂言の舞台にあるものの意味や鑑賞の仕方などについてお話を聞きまし た。そして狂言の「笑い」と「泣き」の所作を教わり、みんなで挑戦しました。笑う演技をしているとみんな本当に笑顔になっていました。その後、講師の森さんの家に代々伝わる扇子や面、衣装に実際に触れさせてもらい、子どもたちは「この面、誰々くんに似てる」「この扇子かっこいい!」などと、楽しそうに話していました。

「柿山伏」が始まると、国語の教科書を手に鑑賞し、教科書に書いてある台詞を時折確認しながら、目の前の舞台を真剣に見つめていました。観終わった後には、「声の大きさに驚いた」「柿の種を吹くところが良かった」などの感想があり、山伏が柿の種を飛ばす場面をもう一度見せてもらうなどして楽しみました。
最後に、全員で「謡」と「小舞」の体験をしました。講師の森さんのお手本を真似ながら、一生懸命謡い舞う子どもたちの姿は華やかで、とても素敵な光景でした。

☆プログラム内容

  1. 狂言のお話(舞台について、鑑賞の仕方)
  2. 狂言の「笑い」「泣き」の体験
  3. 面・扇子・衣装の見学
  4. 「柿山伏」の鑑賞
  5. 謡と小舞の体験

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • おっちょこちょいの山伏がおもしろかったです。生で聞いたとき、声が大きくておもしろかったです。
  • 「柿山伏」では森先生と田畑さんのいきがあっていて、CDとは全くちがって聞こえました。
  • せんすを使った体験は、うたも聞き慣れていなかったし、おどりも見たことがないような感じだったけれど、とても楽しかったです。
  • 表情がとても豊かで、分かりやすかったです。
  • 楽しいと感じた子が多くいました。表現の仕方などから、“リアルさ”を感じとったように思います。(先生)