みえアカデミックセミナー2015
移動講座(大台町会場)
鈴鹿医療科学大学公開セミナー
「タッピングタッチ~だれでもできる心と体のケアの手法を学ぶ~」の事業報告

開催日
2015年11月12日(木曜日)
開催場所
大台町健康ふれあい会館
開催時間
14時00分から15時30分
講師
鈴鹿医療科学大学 医療福祉学科臨床心理コース 教授 中川 一郎 さん
参加人数
73名
参加費
無料
共催
鈴鹿医療科学大学・大台町教育委員会

「タッピングタッチ」とは、ゆったりとしたリズムで、左右交互にやさしくタッチすることを基本とした、シンプルなホリスティック(統合的)ケアの技法です。簡単な技法でありながら、ストレス、うつ、不安、不眠症などの予防や軽減に加えて、コミュニケーションや関係性の改善にも役立つそうです。 

先ずは、簡単な動作で得られる効果として、その場で立ったままでできる「腕だけ散歩」を通して、心と身体がほぐれる感覚を皆さんで体験しました。続いて、心理的・身体的な効果、そして人間関係における効果について具体的に解説してくださり、加えて、心理・介護・看護・教育・被災者支援などでの実践の様子などの映像と解説を通して、幅広い分野への応用の可能性について紹介されました。後半は、体験学習を通してケアの方法を学びました。基本型に加え、多彩なバリエーションとして、誰かをケアするときに有効な「ケア・タッピング」を隣どうし二人組みになり、「させてもらう」側、「してもらう」側を交互に体験することで双方の効果を実感しました。最後に、自分でする「セルフ・タッピング」についても教えていただき、日常生活に取り入れたり、家族や職場などでお互いのケアに利用したりして、より豊かで楽しい生活を送りましょうと締めくくられました。全体を通して、和やかで、心身ともリラックスした時間、不思議な心地よさを体感した講座でした。

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参加者の声

  • 気持ち良いという言葉につきます。今日このタッピングタッチの講義に参加できて幸せでした。本当によかったです。お互いに思いやりの気持ちが大切だと思いました。
  • 大変気持ちよく、人にしていただくのも、人にさせていただくのも両方とも気持ち良かったです。
  • とてもよい講座で手足もポカポカ、心もポカポカ。一人でも多く体験してほしいです。
  • ゆったりした生活、相手を思い合う心、自分も大切にして。タッピングタッチを人にしてあげたいです。
  • ユーモアもあり、あっという間に過ぎてしまいました。触れてもらうことで心身ともにケアされていくのだと思います。ぜひ、家族にもやってみようと思います。