みえミュージアムセミナー パラミタミュージアム「近代西洋絵画の変革とその展開」事業報告
パラミタミュージアムで開催中の企画展「近代西洋絵画名作展 印象派から20世紀へ」に関連して、学芸部長の湯浅さんに18世紀のロマン主義から20世紀のアメリカ絵画までの変革の歴史について講演していただきました。
19世紀後半、西洋画の近代化には、色彩学の発展、写真技術の普及、日本の浮世絵の影響などが大きくかかわっていると説明されました。印象派から後期印象派に発展した後、20世紀は画家個人の個性が重視され、芸術の範囲が拡大していったそうです。
現在展示中の、セザンヌやモネ、ピカソ、モディリアニ、マグリット、ワイエスなどの絵画をスクリーンに映しながら、それぞれの特徴について詳しく解説されました。また、日本人画家の藤田嗣治は当時パリでも大変な人気があり、独特の肌色の色使いに関しては終生秘密にしていたが、近年その実態が科学調査で明らかにされてきたというお話しもありました。
ぜひホンモノの作品を観に来てほしいと締めくくられました。
- あっという間の90分でした。とてもすてきなお声で流れるような絵についてのお話しでした。
- 高度で難しいことを大変やさしく話して頂いた。
- 参考になりました。絵を見る見方が変わりました。
- 今回展示の絵画の解説をくわしく話して頂き、鑑賞時の参考にしたいと思います。