学校向け文化体験プログラム
音楽に感動!「太鼓ワークショップ」

津市立立成小学校6年生の皆さんに、和太鼓の授業を届けてきました。
まずは準備運動として、300回ジャンプをしながら声だしをし、柔軟体操をしました。ハードな準備運動に、ぜぇぜぇ言っている子もいるほどですが、普段1000回飛ぶこともあるという講師のお話に子どもたちは驚いていました。
身体がほぐれたら太鼓の前に移動し、まずは自由に太鼓をたたきました。その後、構えを講師から教わり、今度は正しい姿勢でたたいてみました。

最初にたたいた時も太鼓の音は大きかったのですが、姿勢に気を付けると、先ほどよりも芯のある深い音に変わりました。続いて16拍たたいて止める、ということに挑戦しました。テンポが揃わなかったり、最後の音が飛び出してしまったりと苦戦していましたが、「周りと気持ちを合わせる」とはどういうことなのか、講師のお話と合図をしっかり受け取り、何度も練習するうちに皆の音がそろってきました。

さらに発展してリズム練習も行いました。何度か練習を重ね、最後には講師と合奏しました。どんどん速くなるテンポについていこうと、講師の方を真剣に見つめ演奏する6年生の姿が印象的でした。
締め太鼓や桶胴太鼓の音の違いや、色んな撥の紹介もあり、それらを使った講師の演奏に子どもたちは見入っていました。また、講師の服部さんは同校の卒業生であり、子どもたちは大先輩の小学生時代のお話や、和太鼓奏者になったきっかけなどを楽しそうに聞き、たくさん質問もしていました。
☆プログラム内容
- 準備運動
- 正しい構えで太鼓をたたく
- みんなでそろえてたたく
- リズム練習
- 様々な太鼓・撥の紹介
- 服部さんが一生けん命教えてくださるので、わたしたちも、一生けん命がんばろうと思えました。服部さんのたたく太鼓の音は、とてもむねにひびく感じがしました。
- 太鼓をたたいているときは「無」になれた気がします。
- 大変で、うでがいたくなったり、まめがつぶれたりしたけど、それ以上に楽しかったです。
- 服部さんの話で一番心に残ったのは、「なんでもやってみるのが大事」ということです。私は最初からあきらめてしまうことが多いので、服部さんの話をおもいだして、なんでも試してみようと思いました。
- 服部さんが太鼓をたたいているのを見てかっこいいなと思いました。やっぱりプロはちがうなと思い、心の中で感動していました。
- 太鼓をたたくことが初体験の子がほとんどで、その難しさやしんどさ、それ以上の楽しさを感じていたようです。(先生)