みえミュージアムセミナー 松浦武四郎記念館「松浦武四郎をめぐる志士たち」事業報告
北海道の名付け親として知られている松浦武四郎ですが、実は幕末から明治維新までの、日本の激動の時代に、様々な志士たちと交流していたことが、残された書物などからわかってきているそうです。
講師の山本さんは、幕末の日本と海外の主な出来事を説明されたあと、ペリー来航時の武四郎が書いた日記や、吉田松陰が武四郎を大阪の砲術家に紹介した書簡、また、宇和島藩からの依頼で、ペリーが下田に再来航した様子を探った記録などを紹介されました。
武四郎が新撰組に入っていたかもしれないということや、武四郎の字にくせがあり、当時の人でも読みづらいことがあったことなどの裏話も聴かせてくださいました。
講座後も何人かの方が講師に質問されていたり、関連展示を熱心にご覧になるなど、受講者の方も松浦武四郎について大変興味を持たれたようでした。
- 大変興味深く聞かせていただきました。記念館へもぜひ行きたいです。講師さんの博学と話術に感心しました。
- 武四郎の「裏幕末史」は大変おもしろかったです。別の機会に“北海道探検、アイヌ”のことなどを講義していただきたいです。
- 地元の偉人について、歴史の中でどう生きてきたのかがわかり歴史に対して興味がわいてきました。坂本竜馬との関わりや、とても情報通であることを知り「すごい人だったんだ!」と思いました。