学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
平成27年9月11日(金曜日)
開催時間
13時45分から15時20分まで
開催場所
津市立西が丘小学校 体育館
講師
三重県能楽連盟 森浩一さん ほか
参加児童数
149名
授業の様子

津市立西が丘小学校に狂言の体験授業を届けてきました。

まずは講師の森浩一さんから、狂言と能の違いや舞台のことなど狂言にまつわる様々なお話を聴きました。また、あいさつや声をしっかり出すことの大切さなど普段の心がけについてもお話をされました。

授業の様子
狂言の笑い方・泣き方を担任の先生と一緒にみんなで体験。森さんの声の迫力にみんなとても驚いていました。
授業の様子
さらに講師の家に代々伝わる扇子や面、衣装を見学。とても貴重な品々に子どもたちは興味津々です。
授業の様子

そして『柿山伏』の開演です。山伏が柿を食べるところや、動物の鳴きまねをする場面では子どもたちも思わず笑ってしまいます。

授業の様子
さらに『附子』も上演。扇子をさじに見立てて水あめを食べる場面など、解説を加えながら子どもたちに狂言の魅力を分かりやすく伝えます。
授業の様子
狂言を楽しんだら質問コーナーです。「先生は何年狂言をやっているの?」「扇子や桶は何に見立てているの?」「何で狂言を始めたの?」など子どもたちからの質問は尽きることがありません。子どもたちは存分に日本の古典芸能に親しむことができたようでした。
  1. 狂言のお話(舞台について、狂言と能の違いなど)
  2. 面・扇子・衣装の見学
  3. 「柿山伏」の鑑賞
  4. 質疑応答
  5. 「附子」の鑑賞
  6. 質疑応答、感想を述べる

参加者の声

  • 教科書の写真を見ていただけだったけど、プロの人の本物の狂言を体験することにより、もっと狂言のことを深く知りたいなと思いました。
  • 言葉はむずかしいものもあったけど、表情や動作などで何をやっているのかわかっておもしろかったし楽しかった。
  • 森先生は83歳なのに声も大きく元気ですごいです。一番すごかったところは笑うところです。体育館中にひびきわたる声でした。
  • 80年も技を磨いてこられた人の技を目の前で見られて声の所作から「本物」を学びました。(先生)
  • 親しみやすいお人柄がとてもありがたかったです。子どもたちも、狂言を見せていただいている時と、楽しく話している時との違いを感じていました。(先生)
  • 能・狂言の講師としてだけではなく、あいさつや発言の声の大きさなど人としてどうあるべきかなど、子どもたちが考えることができた。(先生)