「暗黒の宇宙に挑む アルマ望遠鏡」の事業報告
毎年、国の機関より講師をお招きして日本の最先端事業を学ぶシリーズです。今回は国立天文台のスペシャリストによりチリにあるアルマ望遠鏡について講演して頂きました。
アルマ望遠鏡は、パラボナアンテナ66台からなる巨大電波望遠鏡で、国際協力のもとに観測に最も適した地チリの高地に建設されたそうです。講師の平松さんからは、標高5000メートルに位置する観測所での過酷な条件での望遠鏡の設置や観測についての話や、「人類の新しい眼」と称されるアルマ望遠鏡の可能性ついて、美しい天体の映像を用いながらお話いただきました。
この革新的な性能の巨大電波望遠鏡の出現により、圧倒的な視力と感度を得る事ができ、今までは見ることができなかった暗黒星雲の中が見えるようになったそうで、これを手掛かりに「銀河、惑星系はどうやって生まれたのか」「生命はどこからきたのか」といった宇宙の謎を解明しているそうです。もしかしたら近い将来、地球外生命も発見されるかもしれません。参加者のみなさんからは、壮大な宇宙の話に何度も感嘆の声があがりました。興味津々の参加者の方も多く、講演後はアルマ望遠鏡について多くの質問がありました。今後、星空を眺めるのが楽しみになりそうです。
- とても興味・関心がわくお話しでした。深遠な宇宙・天文の世界をわかり易く説明していただき、日常を少し忘れて深く静かな不思議な世界を垣間見ることができ、快い感動を覚えています。
- 「天文学」に初めて出会いましたが、初心者にもよくわかるように説明していただいたおかげで、理解できました。面白い世界だと思いました。今夜から空を見あげて感じ方がかわると思います。
- 珍しい写真とか天体・宇宙の謎など、すごいなあと感じた。「一億年」「百万年」という言葉にも宇宙の素晴らしさ、不思議さがよくわかる。まさに天文学的数字ですね。