三重県埋蔵文化財センター共催
「発掘された伊坂城 ~戦国時代の北伊勢を探る~」
の事業報告

開催日
2015年9月26日(土曜日)
開催場所
視聴覚室(三重県生涯学習センター2F)
開催時間
13時30分から15時30分
講師
三重県埋蔵文化財センター 技師 髙松 雅文 さん
参加人数
97人
参加費
無料
共催
三重県埋蔵文化財センター

  四日市にあった戦国時代のお城、伊坂城跡の発掘調査結果を踏まえ、実際の調査に携わっていらっしゃった観点からお話をいただきました。伊坂城は中世としては稀である巨大な櫓門(やぐらもん)、6mの堀などを設け、織田氏やその影響を強く受けたお城とは一線を画している点など説明がなされました。併せて、15世紀中ごろの北伊勢を中心とした地域の勢力分布やその変遷、出土した遺物などから推測できる当時の人々の生活についても説明がなされ、熱心にメモを取る参加者の姿も見られました。


参加者の声

  • 発掘調査の結果や歴史資料を基にした考察が非常にていねいで解り易かった。
  • 戦国時代の北伊勢の勢力変遷と伊坂城の特長など興味深い話を聞かせていただきました。
  • 城の発掘調査結果と戦国時代、特に伊坂氏の動向を類推した史観は楽しく為になった。
  • 堀底道の折れを使った防御の話で、それだけ守ろうとしていたのに、本丸・二の丸であまり統制がとれていないというのが面白い。