第54回名盤を聴く ピエール・モントゥー特集の事業報告
クラシック音楽史上不滅の名盤を紹介する「シリーズ名盤を聴く」。第54回目の今回は、パリ生まれの名指揮者ピエール・モントゥーを特集しました。ベートーヴェンの交響曲第8番での名指揮ぶりを映像で観ながら、雰囲気豊かで柔らかく美しい演奏に聴き入りました。生涯現役であったモントゥーは指揮者育成にも熱心で、「若い指揮者への20の提言」が遺されており、梶館長から「守るべき8項目」等モントゥーのまっすぐな人柄が伝わってくるようなエピソードを紹介していただきました。最後に亡くなる数年前に録音されたボストン交響楽団のチャイコフスキー交響曲第5番での力強い迫力ある演奏を聴き、数々の主要なオーケストラを指揮し、彼らを磨きあげてきた経歴だからこその名演奏であったのかと実感しました。
~プログラム~
1.ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 から 第2楽章「舞踏会」
2.ベートーヴェン:交響曲 第8番 へ長調 Op.93
3.ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲
4.チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
- 梶様、ボストンのトランペット管楽器は素晴らしかったです。今までに耳にしたことのない管楽器の力強さに感動しました。ありがとうございます。
- 初めてだったのに、家でくつろいで聴いているような気がしました。こんなに大音量できけるなら第1回から参加すればよかったと思いました。また来ますのでよろしくお願いいたします。
- 初めて参加させていただきましたが、講師による演奏の聴きどころ、貴重な体験談などをお話しいただき、大変興味深い時間を過させていただきました。チャイコフスキーのシンフォニー5番は最高の演奏であった。