学校向け文化体験プログラム 「和文化体験学習『平安時代 十二単&束帯の歴史と着装体験』」

開催日
2014年12月5日(金曜日)
開催時間
10時40分から12時20分まで
開催場所
津市立家城小学校
講師
小林豊子きもの学院のみなさん
参加児童数
6年生13名

津市立家城小学校6年生の皆さんに、和文化体験学習の授業を届けてきました。最初に、十二単についてのお話を聞いたあと、先生をモデルに十二単の着装の手順を見学しました。十二単を作るために蚕が作る繭玉が約6万個必要であることや、十二単の「十二」は十二枚着るという意味ではなく、「たくさん」という意味であることなど解説がありました。また、着物だけでなく当時の生活の様子についてもお話があり、子どもたちはメモをとりながら、静かに聞いていました。

後半は実際に十二単と束帯を全員が着る体験をしました。特に十二単は14キロほどあるということで、子どもたちは重さに驚きながらも間近でみる美しい着物に見入っていました。順番を待っている間に十二単に関するクイズもあり、分からないところは講師に質問したり、詳しい資料を見せてもらったりしながら、学習を深めました。見学されていた先生方からは、「いつもよりみんなおしとやかだった」という感想も聞こえてきました。

☆プログラム内容

  1. 十二単のお話、「十二」にまつわるお話
  2. 着付けの手順を見学
  3. 空蝉の完成
  4. 十二単と束帯を着る
  5. 束帯のお話

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 十二単や束帯の歴史、平安時代の貴族の人のくらし方がよく分かりました。
  • 十二単を着る時に、たくさんのひもを使うと思っていたら、2本しかつかわないときいて、おどろきました。
  • 十二単の十二は「十二枚」のことだと思っていたけど、「十分のもっと上の十二分」のことだと分かって良かったです。今日はたくさんのことを教えていただき、本当にありがとうございました。
  • 教科書で見た着物の中で一番着たかったので、着れて本当に良かった。
  • プロの方のすごさを実感いたしました。着装が始まった瞬間空気が変わった気がしました。本物の方々に子ども達を出会わせることができ本当に良かったです。(先生)