学校向け文化体験プログラム アートな世界へようこそ!「写真で表現」

津市立辰水小学校4年生の皆さんに、「カメラオブスクラ」を使った体験授業を届けてきました。最初に講師から、カメラマンという仕事についてのお話を聞き、その後みんなで「どうして写真を撮るのか」ということを考えました。「思い出に残るから」「いい風景を心に残したいから」などの意見が子どもたちから出ました。では、「いい風景とは?」みんなで思いを巡らせました。そして、大判カメラを使ってカメラの仕組みを学びました。ピントがあったら教えてと言われると、子どもたちはその瞬間を見逃すまいとじっと見入っていました。

後半は、見たものをそのまま描くことができる、カメラの原点「カメラオブスクラ」を製作しました。子どもたちは苦戦しながらも、お互い教え合ったり講師に聞いたりして作り上げていました。最後にこれを使って好きな風景を描こうと講師が話されると、みんな一斉に部屋を出て行き、思い思いの場所でお気に入りの風景を描いていました。時間が足りずに絵は描きかけになってしまいましたが、それでも子どもたちは「こんなのになった!」と嬉しそうに見せてくれました。続きは休み時間や放課後に仕上げることになり、「どうして写真を撮るのか、絵を描くのか」という問いも持ち帰ってもらいました。
☆プログラム内容
- カメラマンという仕事についてのお話
- カメラオブスクラとは?どうして写真を撮るのか?
- 大きな写真機で仕組みを学ぶ
- カメラオブスクラの製作
- カメラオブスクラを使って風景を描く


- 今日1日でカメラの事をたくさん分かった気がしました。カメラはとてもみぢかな物なんだなと思いました。
- 古いカメラも見せてもらってすごくうれしかったです。
- これからもカメラオブスクラでいろいろな絵をかいていきたいです。できた絵をまとめて本みたいにしてみようと思いました。
- カメラオブスクラが完成したら風景がうつるのがおもしろいようで、とても喜んでいました。(先生)