みえミュージアムセミナー石水博物館「川喜田半泥子物語―その芸術的生涯―」

開催日
2014年11月23日(日曜日)
開催時間
13時30分から15時00分まで
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
講師
石水博物館 事務局次長 蔵前 克也さん
参加人数
67人
受講料
無料
講座の様子

三重の政財界の重鎮でありながら、芸術にも優れていた川喜田半泥子の生涯を追いながら、半泥子が影響を受けた物事や人物、生涯で作成した茶器や書画を紹介していただきました。

川喜田半泥子は、幼少期に父を亡くし、母とも離別し、祖母政さんによって育てられました。祖母の勧めで大徹禅師から内観法を授かったことで、自由で大らかな人格になることができました。

芸者さんが、半泥子のことを「無茶星」だと言ったことをおもしろがって自らを「無茶法師」と名乗ったり、「ねこなんちゅ」「これはこれは」など、作品に独特の銘をつけたりと、半泥子はユーモアにも富んでいました。「無茶」には、無作為であるがままという意味がこめられ、まさに半泥子の自由で大らかな精神を表していました。

講座の様子
プレ展示

参加者の声

  • ぜひまた博物館にて半泥子さんに会いたいです。なんと人生を楽しんだ方ですね。心に余裕ができました。
  • 茶碗の銘の由来がわかって楽しかった。からひね会のメンバーが皆人間国宝になったことがすごい!