みえミュージアムセミナー石水博物館「川喜田半泥子物語―その芸術的生涯―」
三重の政財界の重鎮でありながら、芸術にも優れていた川喜田半泥子の生涯を追いながら、半泥子が影響を受けた物事や人物、生涯で作成した茶器や書画を紹介していただきました。
川喜田半泥子は、幼少期に父を亡くし、母とも離別し、祖母政さんによって育てられました。祖母の勧めで大徹禅師から内観法を授かったことで、自由で大らかな人格になることができました。
芸者さんが、半泥子のことを「無茶星」だと言ったことをおもしろがって自らを「無茶法師」と名乗ったり、「ねこなんちゅ」「これはこれは」など、作品に独特の銘をつけたりと、半泥子はユーモアにも富んでいました。「無茶」には、無作為であるがままという意味がこめられ、まさに半泥子の自由で大らかな精神を表していました。
- ぜひまた博物館にて半泥子さんに会いたいです。なんと人生を楽しんだ方ですね。心に余裕ができました。
- 茶碗の銘の由来がわかって楽しかった。からひね会のメンバーが皆人間国宝になったことがすごい!