学校向け文化体験プログラム
アートな世界へようこそ!「絵を描こう!」

開催日
2014年10月24日(金曜日)
開催時間
10時30分から12時5分まで
開催場所
鈴鹿市立庄内小学校 図工室
講師
画家 長船侍夢
参加人数
4年生 12名
授業の様子

授業の様子

授業の様子

授業の様子

授業の様子

鈴鹿市立庄内小学校4年生のみなさんへ、絵の体験授業を届けてきました。 


 今回子どもたちが挑戦するのは抽象画。「抽象画って何?」という子どもたちに講師は「風を描くにはどうすればいい?」「気持ちを描くどうすればいい?」と問いかけながら説明しました。

 そして実際に抽象画を描いていきます。テーマは運動会の時の「気持ち」。具体的な場面を描くのではなく、くやしかった気持ち、うれしかった気持ちなどその時の「気持ち」を色だけで表現します。 まずは自分が印象に残っている瞬間を思い浮かべ、その時の気持ちを表す色を5色考えます。そしてマス目の入った画用紙に一マスずつ指で色をつけていき、その時の気持ちを表現します。最初はとまどってしまう子もいましたが講師から「難しく考えずに、思い切って色をつけてみよう」とアドバイスされると、自分なりの色を見つけて取り組み始めました。 

 子どもたちの絵が出来上がってくると「今度は色だけでなく形で気持ちを表してみよう」と、はさみで作品を切り、気持ちを「形」でも表現します。思い切って大きく切る子や、マス目に沿って丁寧に切っていく子、いくつもの形に切っていく子など様々。みんな思い思いの形を作っていきます。さらに一人一人が作った作品をホワイトボードに貼りつけみんなの気持ちを一つの作品に仕上げました。 授業の後、子どもたちは「難しそうだったけど楽しかった。」「気持ちを表現できてうれしかった」などと感想を述べていました。出来上がった作品は模造紙に貼りつけ、市の美術展に出品されるそうです。

☆プログラム内容 

1.抽象画・具象画の違いについてのお話、プログラムの説明

2.マス目の入った紙に指で色をつける

3.できた絵をはさみで切る

4.それぞれの作品をホワイトボードに貼りつける



文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • とても気さくに子どもたちに接していただきました。そのため緊張することなく、自分らしさを出しながら作品づくりに集中していました。子どもたちに対してやさしく活動を見守って自由にさせてくださったことがありがたかったです。(先生)
  • ちゅうしょう画という名前を聞いて、むずかしいのかなと思ったけど、すごく楽しかったです。(児童)
  • いちばんはじめに思い出した気持ちは、不安という気持ちでした。不安という気持ちを思い出したら、絵を描いているときの自分も不安になりました。そうしたら頭にうかんだ色があい色でした。そんなふうに色をきめていって、色をますの中にスタンプみたいにおしました。完成したら自分だけの気持ちを表せてとてもうれしかったです。(児童)
  • オレンジは勝ってうれしい、きいろはおもしろかった、あいいろはお父さんにふりまわされてこけていたかったこと、きみどりはみんなからのおうえんでがんばろうと思った色です。ぼくはやってみて、ちゅうしょう画は気持ちがあらわせるとわかりました。(児童)
  • ぼくは運動会のときの気持ちを紙1枚にぶつけてやりました。これからはちゅうしょう画をもっとマスターしたいです。(児童)