みえミュージアムセミナー 松浦武四郎記念館「実はそれ、ぜんぶ武四郎です!」

郷土の偉人「北海道の名付け親」として人々に認識されている松浦武四郎の、幕末から明治維新を生きた波乱万丈、奇想天外な生涯を学びました。16歳の頃家出ついでに江戸まで旅に出かけてしまったというエピソードを皮切りに、日本全国を歩いた武四郎は、26歳で蝦夷地に行くことを決意します。
蝦夷地に住むアイヌの人々に不利益な現状を武四郎はつぶさに記録し、アイヌの人々の人権を守るために力を尽くしました。アイヌの事を熟知している武四郎は明治政府にも重用され、「北海道」の名の元となる「北加伊道」を提案しました。また、郡の名にアイヌの地名を残すように提言したり、区割りも担当したりしました。また、セミナーが行われた翌日には、松浦武四郎記念館は、北海道のアイヌ民族博物館と姉妹提携されたそうです。


- 数年前記念館を訪れたことがありますが、断片的であった武四郎に対する知識が深まり、大変良かったと思います。ありがとうございました。
- 武四郎については、北海道の名付け親という認識しかなかったが、今回の講演でその人となりと功績を知ることができ大変勉強になりました。