学校向け文化体験プログラム 伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

津市立西が丘小学校6年生の皆さんに、狂言の授業を届けてきました。
まずは、講師のお話から。狂言と能の違いや、狂言の舞台についての解説など様々なお話を聞きました。舞台上の立派な松の木が描かれた幕はなんと講師の教え子が中学生の時に描いたというもの。子どもたちも驚いていました。
『柿山伏』上演準備の間に講師の家に130年以上前から伝わる面や扇子、麻でできた衣装も見学。とても貴重なものなので最初は恐る恐るという感じでしたが、とても珍しそうに見ていました。
そして狂言『柿山伏』のはじまりです。子どもたちは初めてふれる日本の伝統芸能に時折笑ったりしながらとても楽しそうに観ていました。上演後、子どもたちからは講師にたくさんの感想や質問が飛び出しました。
今回は運動会の組体操に狂言や能の動きを取り入れたいという学校からのリクエストに応え、動きが大きく分かりやすい『附子』という演目も上演しました。コミカルな動きの数々に子どもたちも大笑いでした。
☆プログラム内容
1.狂言のお話(狂言と能の違い、舞台について、など)
2.面・扇子・衣装の見学
3.『柿山伏』の鑑賞、質疑応答
4.『附子』の鑑賞
☆プログラム開催情報
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日時 9月19日(金)10:45〜12:20
講師 三重県能楽連盟 森 浩一さん ほか
児童数 6年生 153名
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☆先生からの声
・しぐさ等、運動会に取り入れる希望も考えて教えていただいたことがとてもよかったです。
・能・狂言だけでなく、日頃の子どもたちの態度や姿勢、取り組み方などの話もしてもらえてとてもよかった。
☆子どもたちの声
・狂言の柿を食べる時のしぐさが本当の柿を食べているようでびっくりした。
・何もない体育館でお芝居をやっていたら、本当に木があるように見えてびっくりしました。
・すごくおもしろかったです。この経験を知らない人におしえたいです。
・扇子がとてもきれいで、こんなにきれいな扇子

が僕もほしいなーと思いました。

