みえミュージアムセミナー 式年遷宮記念せんぐう館「神宮の屋根はなぜ萱葺き?」

神宮の屋根の不思議に迫るセミナーを開催しました。萱とは、ススキや尾花などイネ科多年草の総称です。萱は、断熱性や通気性、防水性にも優れている材料で、安定して手に入りました。とはいえ、都市開発や外来種の繁殖等、環境の変化とともに、どこでも手に入る材料とは言えなくなってきました。1回の遷宮で、約30キロの萱束を23,000も使用するそうです。安定して萱を調達するために、一から造成された度会町にある萱場では、遷宮を行うために、7年かけて採集を行っています。遷宮の営みを続けていくための人々の努力を学んだセミナーでした。
プレ展示


- 「途切れずに続くことの尊さ」「新しい英知が伝統のいしずえになる」忘れることなく続けていくことの大切さを感じます。
- 式年遷宮するための、造営するために苦労している皆さまの力をはじめて知りました。本当に大変な事業だと思います