学校向け文化体験プログラム 伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

松阪市立豊地小学校5・6年生の皆さんに、狂言の授業を届けてきました。
 
 まずは講師から狂言独特の言葉使いや能との違い、舞台についてなど、狂言の色々なお話を聞きました。特に鏡板の代わりに使う幕に描いてある立派な松の絵が、講師の教え子の中学生が書いたものである、ということを聞くと子どもたちからは驚きの声が上がりました。
 そしていよいよ6年生のみなさんが授業で勉強中の『柿山伏』のはじまりです。子どもたちはみんな真剣なまなざしで講師の演技に見入っていました。
 その後は代表者の男女2名ずつが講師の家に100年以上前から伝わる衣装を着けてもらい『柿山伏』と『いろは』の場面を演じました。最後はみんなで『柿山伏』の「とびそうなー、とびそうな」という台詞や狂言の「笑い」、「泣き」を体験。先生たちも一緒になって、とても楽しいプログラムになりました。
 
 
 ☆プログラム内容
 1.狂言のお話(舞台について、修業のお話、見どころ、など) 
 2.『柿山伏』の鑑賞 
 3.面・扇子に触れる
 4.着付体験・台詞体験 
 
 
 ☆プログラム開催情報 
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 日時  7月10日(木)10:30〜12:15
 講師  三重県能楽連盟 森 浩一さん ほか  
 児童数 5・6年生 65名   
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 ☆先生からの声
 子どもたちは目を輝かせて観ていました。DVDなどでは気づかない細かな演技にも気づいていた。
 
 ☆子どもたちの声
 ・私たちのために説明してくれたり、演技をしてくれたりして『柿山伏』を知ってもらおうという気持ちがすごく伝わってきました。本当にありがとうございました。
 ・始まる前は狂言に興味がなかったけど、実際に見てみると狂言の面白さが分かった。
 ・森さんが緊張をほぐすために笑い方を教えてくれて、狂言はかたくるしくなくて、笑ったりしていいんだなと思いました。
 ・面と扇子を見てさわりました。扇子には花や鶴が描いてあり、季節の変化を表現していました。

お面はずっしり重かったです。








