学校向け文化体験プログラム「昔の道具体験」

鈴鹿市立井田川小学校3年生のみなさんへ、三重県立博物館によるプログラム「昔の道具体験」を届けてきました。博物館よりいくつか昔の道具を持ち込み、子どもたちが実際に体験をし学習を深めました。
最初の道具は行灯(あんどん)でした。菜種油とイグサを原料とした灯心(とうしん)を使って火をつけ明かりとして用いていたものです。講師から子どもたちに「この明かりは暗い?それとも明るい?」と質問が。「暗いかも…」と答える子どもたちに、「現代は電気があるから明かりも点くし冷暖房もつくんだよ。」と講師が説明しました。
それから、たらいと洗濯板を使ってハンカチを洗いました。寒空の中「寒い!」「冷たい〜」と叫びながらの体験となりました。
後半はその洗ったハンカチを炭火アイロンでアイロンがけをしました。熱く重いアイロンに子どもたちは大苦戦。初めてアイロンを使う子も多く、現代生活の中でも良い経験ができたようでした。
☆プログラム内容
1.行灯の紹介、火をつける
2.洗濯の道具と体験
3.炭火アイロンと体験
4.棹ばかり
5.まとめ
☆プログラム開催情報
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日時 1月15日(火)10:45〜12:25
講師 三重県立博物館 宇河 雅之さん
門口 実代さん
児童数 3年生 24名
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆先生からの声
・子どもたちの表情はいつも以上に明るかったように思いますし、自ら進んで体験もいっていたように思います。体験後も「とても楽しかった」という声も多かったですし、家に帰ってからお家の方ともたくさんの話をしたとも聞きました。
・社会科の学習でこの体験は「むかしのくらし」という単元の中の導入部分にあたりますので、今後の授業では大いに活用できると思います。
☆子どもたちの声
・一ばんくろうしたのはせんたくです。なぜくろうしたかと言うと、水がつめたかったからです。冬はつめたいから、むかしの人はすごいとおもいました。
・あんどんに火をつけるのがわくわくした。
・ぼくがしらべたいことは、今のアイロンと炭火アイロンはどっちがしわがよくのびるかがしらべたいです。ぼくの予想は、炭

火アイロンのほうがよくのびるとおもいます。
