まなびぃすとセミナー 斎宮歴史博物館共催 「いろは歌と斎宮〜女性が伝えた王朝文化〜」

開催日
平成25年2月24日
開催場所
三重県生涯学習センター 2階 視聴覚室

平成22年度に史跡斎宮跡から発掘された、ひらがなで書かれた「いろは歌」としては最古の墨書土器をキーワードに、1.斎宮とは何か、2.ひらがな「いろは歌」墨書土器について、3.手習い歌と「いろは歌」、4.平仮名と斎宮、5.斎宮跡出土「いろは歌」墨書土器の諸問題、6.王朝文化と斎宮の章に分けお話されました。手のひらほどの大きさの土器に書かれた文字は、解読が難しく何通りにも読めることや、斎宮跡には平仮名墨書土器が70点以上も出土しており全国でも突出した出土数であること、また、斎王には教養豊な女性たちが随行しており、斎宮に都の文化がいち早く伝わっていたことなどを資料画像などを使いながらわかりやすくお話いただきました。最後には平成26年度の完成をめざして、史跡東部の柳原区画周辺で進められている史跡公園の整備についても説明されました。


☆講座開催情報
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時間    13:30〜15:00
講師    斎宮歴史博物館 調査研究課 
       新名 強さん
参加者数  71名
参加費    無料
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☆参加者の声

・平安期のかな文字の歴史を教えていただきありがとうございます。
・斎王と周囲の人を介して都の文化が広がりを見せてことがよくわかりました。
・非常に興味深く拝聴させていただきました。再度現地を訪れたいと思います。