みえミュージアムセミナー 本居宣長記念館

開催日
平成25年11月8日
開催場所
三重県生涯学習センター 2階 視聴覚室

みえミュージアムセミナー第5回は、本居宣長記念館館長、吉田悦之さんにご講演いただきました。

「ミタマノフユ」とは聞きなれない言葉です。
ミタマノフユは、「恩頼」と表記します。宣長が研究の結果たどりついた考えで、簡単にいえば「おかげ」のことです。誰かのおかげ、何かのおかげで自分がいる、日本人のものの考え方の基本となるべき思想です。

宣長の「恩頼図」には、宣長を形成しているすべての「縁」が書かれています。父・母はもちろん、契沖・賀茂真淵ら学問の師、孔子ら宣長の好きな人物、中には宣長にとって敵となる人物にまで「おかげ」を感じていました。また恩頼図は、宣長の「おかげ」を受けた子孫や、弟子へと続いています。

この図を読み解きながら、宣長の根っこにあるものについてお話ししていただきました。


☆講座開催情報
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ミタマノフユ−宣長の根っこにあるもの−

時間   13:30〜15:00
講師   本居宣長記念館
       館長 吉田 悦之さん 
参加者数 83名

参加費 無料
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☆参加者の声

・三重の偉人なのに、県民の私はあまり詳しく知らず、もっと勉強したいと思っていました。今日はいろいろな面から宣長さんがどんな方かわかったので面白かったです。私もまだまだこれからも勉強したいなと思います。宣長先生には追い付かないかもしれませんが…「誰か」は「誰か」のおかげで成り立っているのは、私達も同じだと思います。たくさんの人とつながっていたいなぁ。

・本居宣長の人となりがよくわかっておもしろかった。是非記念

館へ再度訪れたいと思った。